◆「煮干中華そば専門 煮干丸」【大宮】
◎「濃厚煮干そば(中)」七九〇円
…昨晩。
漸く漕ぎ着けた週末の休日。
何時も通り、「大宮酒場 もつ焼きエビス参」で一頻り、ホッピー六杯、
肉刺し的な物を頂き、〆に向かう恒例の流れ。
然も、恐らく、四〇〇グラムにしたと思うが、其れを平らげて大宮駅へ向かう。
然しだ。
運悪くと言うか、此方の前を通り掛かってしまう。
すると、メニューの看板を見遣り、入るか悩んでいる中年男性が居る。
酔っ払い過ぎて、頭が可笑しく成っているので、良し、あのオッサンが、
店に入ったら僕も入ろうと、変な賭けを行い、結果、二階への階段を上る…。
もう、満腹中枢も崩壊し、何だろう、益々馬鹿に成って来ている。
件のオッサン氏は、初体験なのか、券売機の前で悩んでいる。
先に購入して良いと譲られ、券売機で食券を購入。
オッサン氏に、どれが良いか訊かれるも、酔っ払って前後不覚の状態なので、
「濃厚煮干しそば」はセメント色だと告げた覚えだけは有る…。
店内に入り、食券を提示し、麺の量が並、中、大と同一価格なので、
間を取って、「中」で御願いし、意識朦朧の状態で出来上がりを待つ。
五分程で、見事な迄のセメント色のプースーのラーメンの御出座し。
いざ、蓮華で其のセメント色の煮干し汁から啜る。
とろみの有る、やや粘度が高目のプースーは、相変わらず、ズドンと、
煮干しの風味が伝わり、舌を撃ち抜かれ、酔っ払いでも分かる旨さ。
煮干しの蘞みや苦味、雑味が、旨味へと変化し、煮干しの良さが堪能出来る。
日進の「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」の「濃厚煮干しそば」も素敵だが、
いやはや、此れも素敵で、個人的には、煮干しラーメンでは最高かしら。
麺はと言うと、自家製麺を謳っている。
加水率低目の細麺で、前回よりも茹で時間が短めなのか、噛むとバツっと、
音を立てて千切れる様な感じで、モソモソした感じが旨い。
此の食感は、煮干しのセメントプースーにバッチリ合う。
叉焼はと言うと、前回、準「ネ申月豕」認定している旨さの物。
見るからにホロトロで、実際に頂けば、其れを裏切らない、其の通りの食感。
赤身はホロっと解れ、脂身はトロンと蕩ける。
具は他に「高級黒バラ海苔」、刻み玉葱、葱が入る。
確りとプースーを飲み干し、帰路を辿るが、独りぼっちは寂しいなと、
フラフラ千鳥足で帰り、多分、吐瀉もしていない…。
~御負け~
四〇〇グラム。