◆「ラーメン ひかり」【川越】
◎「野菜つけめんチャーシュー」一一三〇円
…先週末は土曜日が急遽の出勤と成り、今週末も土曜日が出勤。
最近は連休も再び取れない様に成り、疲労が全く以って抜け切らない。
何とか、飛び石の様に、今日を休日として確保する。
今日一日の休日に、何処かに出掛ける気力も無く、極力、体力を使わず、
且つ、日がな一日ゴロゴロして、非生産的に暮らす事無く過ごしたい。
今朝は八時過ぎに起床し、午前中はゆっくりと過ごし、正午を廻り、
一日中引き籠りも何なので、昼御飯位は思い切り弾けたい。
此処数日、禁断症状の様に、「ジャンプ」のラーメンを頂きたい妄想に駆られ、
震えが来そうな感じだが、如何しても、面倒臭さ、億劫さが先行してしまい、
一時間掛けて春日部迄出掛けるのが怠く、意欲が殺がれてしまう…。
いざ頂けば、最高に旨いのだろうが、ラーメンに対する意欲が薄れたのか、
遠出して迄食べる事、並んで迄食べる事に、嫌気が差してしまっている…。
と言う訳で、三〇分で到着出来る此方へと、自然と選択肢が絞られる。
自動車を走らせる事、三〇分。
十二時四〇分に到着すれば、店外に一名の待ち。
店頭の券売機で何時もの食券を購入し、外で待ち、直ぐに店内に通される。
食券を回収され、カウンター席へと促され、着席し、冷水をグイッと呷る。
厨房内は髭を蓄えた男性店員氏二名と、声の良く通る好感接客の女性店員氏、
男性二名、女性一名で、デヴュー当初のエブリ・シン*と同じ編成。
(*「 エブリ・リトル・シング」の略で、「佐分利 信」ではない。)
前回、四月三日は、隣客のオッサン氏が、出来上がりを待てずに帰ると言う、
異様な短気振りを目の当たりにしたが、今日はそんな無粋な客は居ない様だ。
待つ事、十五分強で、魅惑的な「野菜つけめんチャーシュー」の御出座。
つけ汁の器から放たれる神神しさが半端では無い。
今日も此れ又、肉量が途轍も無いな…。
光り輝く麺を手繰り、つけ汁の僅かな隙間を見付け、プースーに浸す。
此れを、炒め野菜と共に持ち上げて啜れば、何たるチア、サンタルチア、
最近は毎週の様に頂いているが、相変わらず、狂った様に旨い。
プースーは豚骨だが、粘度の低いサラッとした、割とあっさり目なので、
暴力的過ぎず、重たくなり過ぎないのが、均整が取れた味わいの秘訣なのだな。
麺はツルツル、ピカピカ、つるピカハゲ丸、もとい、目映い程の輝き。
モッチリとした腰と弾力が何時も乍ら秀逸で、食べてしまうのが惜しい程。
炒め野菜は熱熱で、黒胡椒のヒリリとした爽やかな辛味が印象的。
プースーと一緒に炒め合わせているのか、クタッとして味が染みている。
肉塊はと言えば、バラ肉を巻いた叉焼を軸に、其れ等を固め合わせた様な、
無骨な感じの肉の塊が、何とも堪らず、ふさふさとした肉の繊維の感じ、
キュッと噛み締めたい赤身の部位、ふわふわした脂身の部位、
焼き目の付いたこんがりとした香ばしい部位、総じて素晴らしいな。
麺の量の方が少なく、炒め野菜と肉塊の方が必ず余る。
最後はつけ汁も全て飲み干し、満腹で休日の昼食を満喫する駄目おぢさん…。