続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン ひかり」【川越】

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◆「ラーメン ひかり」【川越】

 ◎「野菜つけめんチャーシュー」一一三〇円

 …先週末は日曜日しか休日が確保出来なかった為、今日を休日に充てる。
  飛び石での休日は、何だか休んだ気がせず、連休でないと疲労も抜けず、
  何処かに出掛けたり、生産的な暮らしも出来ず、静養に充てるしか無い。
  今朝は七時半に防災無線の声に叩き起こされ、一瞬、遂に、
  朝鮮民主主義人民共和国の黒電話頭が、飛翔体をぶっ放したかと思うも、
  朝の四時半に果物用刃物を購入した男が、店員を脅して逃走しているらしい。
  物騒なのもそうだが、朝の四時半に刃物を売っている店が有るのに驚いたが…。
  そんなこんなで、八時前に寝床から這い出し、午前中は極めて自堕落に、
  何を生産する訳でも無く、至ってだらしなく、のんべんだらりんと過ごす。
  こう言う一日のみの休日は、愉しみは昼御飯位しか無い。
  最大の娯楽なので、彼是と思いを巡らせる。
  「ジャンプ」で「ネ申月豕」を頂きたいなと思うも、火曜日は定休日だし、
  「らーめん 梵’s BONES」は某国立大学生が多くて五月蠅そうだし、
  「ラーメン 一心」は遠いし、混んでいそうだし、何れも決め手に欠ける。
  一頻り悩んだ結果、此処最近のお気に入りの此方が無難だろうと判断し、
  十一時四十五分に家を飛び出し、川越の外れへと自動車を走らせる。
  三〇分で到着すれば、先客七名の待ちで、結構、時間が掛かりそうだ。
  とは言え、引き返すのも何なので、食券を購入し、最後尾に接続する。
  朝方の荒天が嘘の様に晴れ、陽射しが暑く、焼け焦げそうだ…。
  途中、食券を回収され、庇の下に入って、只管に待つ。
  外で待つ事、実に二十五分、やっと店内に通され、カウンター席に腰掛ける。
  冷水を汲み、随分と時間が掛かったなと、どれ位で出て来るのか思案する。
  厨房内は男性三名体制で、ヒップアップと同じ編成。
  店内に響き渡る、野菜を炒める音が期待を一層高めて呉れる。
  着席から一〇分後、店着からは三十五分後、待望の暴力的なつけ麺の御出座し。
  其れにしても、毎度乍ら、此の見た目には何とも堪らない。
  いざ、光り輝く、綺麗に盛り付けられた麺を手繰り、つけ汁の僅かな隙間、
  左下の具の入っていない箇所に、捻じ込む様にして浸して啜る。
  嗚呼、矢張り、何度頂いても旨いな。
  プースーは豚骨だが、濃厚ではなく、寧ろ、サラッとしたあっさり目で、
  其の分、炒めた萌やし、甘藍、玉葱が、黒胡椒のヒリリとした爽やかな辛味と、
  プースーを吸ってクタッとした感じがパンチを効かせていて最高だ。
  炒め野菜は熱熱で、口内を火傷しそうで、猫舌には少々厳しいが、
  此れは、こうでないと旨くは有るまい。
  麺は平打ちの真っ直ぐな麺で、確りと冷水で〆られているので冷たく、
  熱熱のつけ汁の炒め野菜との対比が面白く、旨さを増幅させている。
  モチモチとした食感、弾力が秀逸で、箸を持つ手が止まらない。
  叉焼、否、肉塊はと言うと、肉の繊維が毛羽立ってふさふさして、
  噛むとキュッと引き締まり、其れで居てふわふわと軟らかく、悶絶しそうだ。
  プースーに浸し、熱が加わると、更に蕩ける様な感じで、珠玉の逸品だ。
  最後はつけ汁も全て飲み干す。
  一〇分で平らげ、隣を見ると、僕の前に居た青年が、僕より前に食べ始めたが、
  未だ、麺が半分も減っておらず、連れは先に退店し、四苦八苦している様で、
  其れを尻目に、サッと席を立ち、僕も未だ行けるかしらと少し自信回復。
  とは言え、今現時点で、腹は全く空いておらず、消化されていないが…。