続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン ひかり」【川越】

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◆「ラーメン ひかり」【川越】

 ◎「野菜つけめんチャーシュー」一一三〇円

 …狂乱の黄金週間の馬鹿みたいな忙しさを、心身を崩壊させ乍らも乗り切り、
  日曜日一日のみの休日で、今週も蟹工船に乗船し通しで、益々、腰を痛め、
  補装具が手放せない暮らしで、愈愈、労働すら出来ない身体に驀地…。
  更には、更年期障害と思しき症状も散見され、其れだけでもう駄目だ。
  もう、男として終わり、後は無駄に余生を垂れ流すだけだ…。
  ずたぼろ、襤褸雑巾の様な状態で、何とか、週末の休日に漕ぎ着ける。
  待ちに待った二連休だ。
  世間様は五連休だの、九連休だの、馬鹿みたいに休んだらしいが…。
  そう言う方々は、真のブルジョワジーと言えよう。
  間違い無く、月末の最終金曜日は十五時上がりなんだろうよ…。
  身体が動かない程の状態で寝付いても、熟睡は出来ず、寝入ってから、
  一、二時間で目が覚め、其れから浅い眠りを繰り返し、変な夢に魘され、
  気付けばズリオロスパンチョスだわ、睡眠で疲労が全く回復出来ない状態。
  兎に角、ぐっすり寝たい。
  最早、其れには、永眠以外には無い様にさえ思う…。
  結局、七時過ぎには起きてしまい、怠さ満載で今朝を迎える。
  一〇時過ぎに家を飛び出し、二ヶ月に一遍の高血圧の御医者に掛かり、
  混雑で余計に疲労し、正午の十五分前に簡単な診察を終える。
  其の後はと言えば、此れからが休日の本番だ。
  昨晩、此の週末は、遣りたい事を遣ると、心に固く誓った。
  と言う訳で、初日の昼御飯は、毎度の此方で「野菜つけめんチャーシュー」。
  此れを置いて、他無いだろう。
  自動車を走らせ、川越の外れに着いたのは十二時半。
  店頭には、此の土砂降りの中、四人が庇の下で、捨て犬の様に佇んでいる。
  先ずは券売機で何時もの食券を購入すれば、何時もの好感接客の女性店員氏が、
  甲高い声を響かせ乍ら外に出て来て、食券の回収を行う。
  其れから十五分程で店内に入る事が出来、着席し、厨房内を観察する。
  今日は店主氏も居り、男性二名、女性一名体制。
  予め、食券の改札が有ったので、着席から五分強で、念願の御対面。
  四月二十二日以来、実に三週間振りの御無沙汰で、期待にAカップの胸が躍る。
  何時にも増して、今日は、巨大な肉塊、ハンバーグが鎮座している。
  麺を手繰り、僅かなつけ汁の隙間に捻じ込む様にして浸して啜る。
  相変わらずの旨さに、此の間の激務、心身の疲労が報われるかの様な感覚。
  サラッとしたあっさり目の豚骨スープに、黒胡椒を効かせて炒められた、
  萌やし、キャベツ、玉葱の野菜が何とも熱熱で、パンチが効いている。
  プースーと一緒に炒め合わせてある様で、確りと味を吸っており、
  しんなり、クタッとした感じも素敵で、すっかり虜と成っている。
  麺はと言うと、ピカピカと光り輝く眩しい麺で、艶々とした表面で、
  ツルツルと入って来て、腰と弾力が心地好い、珠玉の逸品。
  炒め野菜を御数にして、啜ると言うより、頬張ると言った感じの食べ方だ。
  叉焼はと言うと、今日のは中々に凄かったな。
  肉の繊維が細か過ぎて、何だろう、繊維が毛羽立って、其れが団子状にされ、
  表面の繊維の細かさを喩えるなら、桜田麩並みの細かさとでも言おうか。
  何時もは大体、団子状の中心には、確りとした噛み応えの赤身肉が、
  軸の様な存在で支えているのだが、今日のは全て解し肉と言った様相で、
  つけ汁に肉の繊維が溶け出る様な感じさえする。
  旨味を余す事無く摂取し、つけ汁も飲み干し、貴重な休日初日の食事を堪能。
  明日の昼は、其の昔、狭山ヶ丘に在り、非常に旨いつけ麺を喰わせた、
  「つけそば 丸永」が川越市内に移転している様なので、其方に突撃だな。