続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「博多長浜らーめん ぼたん」【大塚】

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 ◎「ラーメン」六五〇円+「替玉」一〇〇円+「替玉」一〇〇円

 …生きる望みだった週末の二連休も、残酷な迄に、呆気無く終焉を迎え、
  又しても、有り触れた朝が遣って来てしまい、絶望感に打ちひしがれる…。
  昨日は川越に出掛けて帰宅後は、疲労で午睡し、十八時に起きるも、
  著しく気分を害したり、疲労感が全く抜けていなかったりで、
  晩御飯も食べず、麦酒一缶だけを呷り、二〇時前に寝床に潜り込む。
  然し、横に成れば、腰や全身が痛かったり、直ぐに悪夢に魘されたり、
  寝苦しく、夢と現の間を三時間ばかり行ったり来たりを繰り返す。
  慢性疲労症候群の可能性も有るが、何だか、更年期障害の様な気がして来た。
  インターなネットで検索した自己診断をすると、「重度の更年期障害」、
  と診断され、直ぐ様、御医者に掛かる様にと書かれている程…。
  更年期障害も加わるとなると、此りゃ、一大事だぞ…。
  浅い眠りを繰り返して迎えた今朝も、寝起きは断末魔の様な辛さ。
  月曜日の朝から、有りっ丈の気力を使い果たし、何とか仕事に向かう。
  肩身の狭い、縮こまる思いをし乍ら残務を熟し、十四時前に出掛ける。
  食欲も然程は無いので、遣り過ごそうと思うも、食事だけが唯一の救い。
  ストレス解消の貴重な時機を逸してはならないと、今日は大塚駅へと向かう。
  此の時間じゃ、「北大塚ラーメン」は閉まる直前なので、第二候補の此方へ。
  二月二〇日以来、約三ヶ月振りに、本格的な豚骨ラーメンを頂こう。
  店内に入れば、先客は無く、貸し切り状態。
  う~ん、店内に充満する家畜臭、獣臭が、希薄に成っている食欲を刺激する。
  女中さんに「ラーメンで」と発注を済ませると、後客が入って来る。
  麺の茹で加減は、何時も最初は、普通で御願いするのが信条だ。
  冷水を呷っていると、五分足らずで、馨しいラーメンの御出座しだ。
  何とも堪らない見た目、香り、佇まいだ。
  蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜ろう。
  相変わらず、豚骨純度一〇〇パーセントの濃密な旨味が、見事に舌を撃ち抜く。
  鼻腔を擽り、舌を魅了した後、食道を通り抜け、胃袋を豚骨抽出液が支配する。
  流石は「博多長浜ラーメン 田中商店」仕込みの豚骨スープ。
  本家同様、豚の頭から爪先迄を三日間煮込むと言うのは変わらないのだろうか。
  そう思わせる程に豚の旨味が余す所無く活かされたプースーに、ほの字だ…。
  麺は御決まりの極細のポキポキした低加水麺。
  今回はプースーの温度も高目で、麺の茹で加減も軟らか目の様な気がする。
  其れでも、此の、プースーを纏い、スルスルと口内に収まって行くしなやかさ、
  此れは実に秀逸で、替え玉をせずには居られなくなると言うものだ。
  途中、卓上の紅生姜、辛子高菜、擂り胡麻を投入して堪能する。
  あっと言う間に啜り終え、替え玉を「ハリガネ」で御願いする。
  粉っぽさの残るボキボキの麺は、しなやかさを失い、絡み合っている。
  此れが良いのだ。
  粉の風味を感じ、絡み合っているのを、卓上の醤油ダレをぶっ掛けて解す。
  此れが、豚骨ラーメンの醍醐味でもあったりする。
  二回目の替え玉も御願いし、禁断の、卓上の卸大蒜も少量を入れてしまう。
  具の叉焼、木耳、海苔、浅葱も美味しく頂き、食欲不振は何処へやら。
  いざ食べ始めたら、火が点いてしまうものだな…。