続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「北大塚ラーメン」【大塚駅前】

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 ◎「チャーシュー麺(中)」八〇〇円

 …月曜日。
  毎日、本当に心身が辛く、身体の彼方此方に不具合が出ている。
  果たして、其れが更年期障害に因る物なのか、精神を病んだのかは不明だ。
  仕事の日の朝は、特に吐き気、嘔吐きが酷く、胃袋が飛び出そうな苦しみ。
  一方、今朝の様な休日の朝は全く無く、今、健やかにこうして駄文を連ねる…。
  さて、話は遡って月曜日。
  此の日も、吐き気を押して、朝一で池袋に出向く。
  残務を熟し、例によって、午後から出掛ける暮らし振り。
  十三時半を廻り、徐に移動を開始する。
  食欲は相変わらず無く、空腹感を感じる事は皆無だが、食べない訳には行かず、
  最近は専ら、時間だからと言って、何とか食べる様にしている感じ。
  蟹工船に乗船している時は、食事なんて摂れやしないが…。
  此の日は、すっかり御無沙汰と成っている此方へ、三月二十七日以来、
  二ヶ月弱もの間が空いてしまっており、懐かしささえ感じる。
  十四時前に店に着けば、店内に三名の待ちで、先ずは券売機で食券を購入。
  女将さんの「イラッシャイマセ、ドウモ、ハイ、ドウモ、イラッシャイマセ」、
  と言う何時もの声に迎えられ、此の脱力感が何とも心地好い。
  五分程で席も空き、カウンター席の隙間にヨッコイ、ショーイチ。
  食券を提示し、麺の量は「中」で御願いする。
  冷水を汲み、後は只管、厨房内の様子を眺め乍ら、出来上がりを待つ。
  此の日は、何時も薄っすらと流れている民族音楽の様な物も無く、無音。
  客の麺を啜る音だけが響き渡り、ラーメンに専念出来る。
  其れから一〇分強で、女将さんから丼を受け取る。
  相変わらず、丼一面を覆い尽くさんばかりの叉焼は圧巻の一言。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  動物系のプースーは、油分も其れなりに有り、叉焼から染み出したで有ろう、
  旨味がふんだんに出ている感じで、且つ、昔乍らの味わいも感じられ、
  パンチの効いた味わいと、ホッと落ち着く味わいと二面性を持っている印象。
  真ん中の叉焼を一枚剥がし、麺を引っ張り出す。
  麺は特筆すべき、吃驚する様な物ではないが、良く言えば素朴と言うか、
  茹で加減も軟らか目だが、スルスルと啜りたくなる麺だ。
  さてさて、御目当ての叉焼だ。
  凡そ、十二枚は入っているであろう、バラ肉の叉焼
  此の叉焼から、どれだけの豚の旨味が溢れ出ているのだろう…。
  赤身の部位は軟らかくも、程好い噛み応えが有り、脂身の部位は、
  何とも言えないプルプルした蕩け具合を兼ね備え、素晴らしいとしか言えない。
  宛ら、喜多方ラーメン叉焼麺を思わせる。
  矢張り、此方では叉焼を頂かないと駄目だな。
  此の叉焼に癒され、何とか生き永らえる愉しみを貰っている…。