続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】

 ◎「チャーシューざる」一三五〇円

 …木曜日。
  心身の疲労が甚だしいのは相変わらずで、余りに生活に支障が出るので、
  専門の御医者に掛かろうと決心し、来週、受診しようと思うの…。
  だから、頼むから、其れ迄は無事に過ごしたいと願っている。
  こんなに生き苦しいなんて、生きる事は罰ゲームか…。
  話は遡って木曜日。
  此の日は珍しく、気に病む様な案件も無く、蟹工船に乗船もしないので、
  肉体的疲労の心配も無く、気分が頗る軽く、自分でも驚く程だ。
  朝の寝起きも先ず先ずで、御決まりの吐き気、嘔吐きも殆ど無い。
  嗚呼、清々しい…。
  此の日も朝から池袋に出向き、午後から出掛ける暮らし振り。
  正午過ぎに切り上げ、BOOK厚木へと移動を開始する。
  気分が軽い所為か、此の日は、本当に久し振りに腹の虫が喚き、
  空腹感を感じ程で、此の感覚は、一体、何時振りだろうかと振り返るのも大変。
  自然と昼御飯が食べたいと思う感覚を、懐かしいとさえ思ってしまう。
  池袋で済ませても良いが、折角、こんなに身体が欲しているのだから、
  乗り換えのジュクシンで済ませようと考え、と成れば、此方が良かろう。
  最近はバシシンで「らぁめん ほりうち」を頂く事が専らなので、
  矢張り、本家本元の「チャーざる」を堪能し、其の味わいを確かめ、
  ガッツリと、豚肉のヴィタミンB壱を摂取して、疲労回復に努めたい。
  店に着けば、店外に待ちは無く、店内に入り、券売機で何時もの食券を購入。
  店内には先客六名と少なく、此れは助かったと、ホッとしてみる。
  五分強で空席へと促されて着席し、食券を提示し、冷水をグイッと呷る。
  厨房内は三人体制で、安田大サーカスと同じ編成。
  さてさて、一〇分強で、何とも肉肉しい、暴力的な「チャーざる」の御出座し。
  矢張り、「らぁめん ほりうち」の其れより、見た目の衝撃は違うな。
  二月三日以来、約四ヶ月振りに、たっぷりと味わう。
  麺を手繰り、つけ汁の隙間に捻じ込む様にして浸して啜る。
  久し振りだが、つけ汁は鶏ガラ中心と思しき清湯スープで、何とも言えない、
  滋味溢れる優しい味わいがじんわりと浮かび上がって来て、矢張り最高だ。
  酢の酸味、七味唐辛子の辛味が印象的で、矢張り、此の酸味が重要だ。
  「らぁめん ほりうち」のつけ汁は、酸味が感じられなく成ってしまったので。
  優しく、懐かしい味わいと、酸味と辛味、此の減り張りが素晴らしい。
  麺はピロピロ気味の平打ち麺で、加水率高目のツルツルした物。
  「ざる」と名乗る通り、刻み海苔が塗されているが、此の海苔が麺に纏わり、
  麺と麺がくっ付き易く成り、時間が経つに連れ、手が攣りそうに成る…。
  「らぁめん ほりうち」の大盛りは三五〇グラム有ると言うが、明らかに、
  其れよりも量が多く、四〇〇グラムは有るのではなかろうか。
  又、確りと冷水で〆られている為、腰が効いており、又、水切りも抜かり無い。
  さあ、豚、叉焼だ。
  つけ汁の器に沈んだ刻み叉焼は、赤身が殆どで、適度な噛み応えと軟らかさ、
  両方を兼ね備えており、大判の叉焼は分厚く、存在感が半端では無い。
  ジューシーで瑞瑞しく、脂身も付着し、プルンとして蕩ける旨さに悶絶。
  麺麻も味付けが確りしており、脇役乍ら、叉焼に匹敵する存在感。
  最後はつけ汁をグイッと飲み干し、ヴィタミンB壱を漏れ無く摂取。
  其れにしても、隣に座った御仁は、僕と同時に「チャーざる」を食べ始めるも、
  食べ乍らずっと携帯電話を弄っており、僕が食べ終わっても、未だ半分程。
  作り手にも失礼だし、回転を悪化させる癌だし、自分で気付かないのかね。
  きっと、ずっとこうして生きて来て、此れからもそうして生きて行くのだろう。
  可哀想に…。