◆「三丁目 にしや食堂」【日進】
◎「にしやのソースカツ丼」六五〇円
…昨晩、一月七日からの四泊六日の旅から帰還し、一気に現実に引き戻される。
喩えるなら、淫夢を見ていたのに、ハッと目が覚め、其れが夢であったと知ったと同じ位、
夢から現に戻り、其のガッカリ感と来たら無い…。
此れから、夢も無ければ、希望も無い、暗黒の日常生活に戻ると思うと、嫌で嫌で仕方無い。
辛うじて、今日も休暇を宛がい、今週一杯休みを頂戴しているのがせめてもの救いだ。
今朝は目覚ましを掛けず、久方振りの家の寝床で就寝したので寝入ってしまう。
旅行中は、出発の都合等で、何だかんだで早起きをしていたので、ゆっくり出来るのは有り難い。
とは言え、八時半に目が覚め、ダラダラとし、九時頃に寝床から這い出す。
雨戸を開け、カーテンを開けると、雪の無い光景が、何だか不思議に思える…。
溜まりに溜まった洗濯物を遣っ付け、北海道とは比べ物に成らない程の暖かさの中に干す。
正直、六日振りに関東地方に戻ると、暑くて汗ばみそうだ…。
年末を除き、平日に休みを頂戴するのは久し振りで、何だか罪悪感を感じつつも、
ゆったりとした時間の流れと、のんびりとした雰囲気が心地好かったりもする。
あっと言う間に正午を過ぎ、昼御飯を摂りに外へ出る。
北海道に旅立つ日の昼間に御邪魔した此方に、御土産を持参がてら出掛ける。
平日の昼間と言う事も有り、店内は混雑しており、空席を何とか見付けて着席。
さて、今日は何を頂こうかしらと長考に入る。
今日の御薦めは、此方では何度か頂いている、玉葱や鶏肉の梅煮で、今回は牛蒡付きとか。
そして、先週訪れた際にも有った「にしやのソースカツ丼」が未だ有り、此れに決定。
ソースカツ丼と言えば、様々な地域に、様々な形で名物として有るが、
埼玉県で言えば、個人的には未食だが、秩父の「安田屋」が有名だろう。
然し、此方のは飽く迄も「にしやの」と付いているので、此方ならではの代物だろう。
実物を見ると其の通りで、てっきり、丼に装われての登場かと思いきや、
カレー皿に盛り付けられ、見事に予想は裏切られ、一本取られてしまう…。
練り辛子を頂戴し、此れを少し塗して、豪快にカツに喰らい付く。
ヒレ肉を使用していると言うカツは柔らかく、此れぞ、カツの醍醐味だ。
脂身が堪能出来るロースも素敵だが、此の柔らかさが愉しめるのなら良い。
又、カツは、ソースカツ丼と言う名の通り、タレにしっかりと浸されている。
甘辛く、しっかりとした味付けで、濃厚だが、執拗過ぎず、此の辺りは絶妙だ。
此れに、別皿のマヨネーズを塗して頂くと、円やかに成って良い。
カツの下には千切りキャベツが敷き詰められており、此れが、諄くなるのを防いでいるのだろう。
そして、付け合わせには福神漬けが有り、此れが実に良い。
カレーではないが、何だか妙に合う。
カツは三枚も乗っているので、食べ出は十分で、久し振りの地元の味は矢張り落ち着く。
今後も此の味を生き甲斐にして、何とか行き続けよう…。
にしや食堂 [ その他 ] - Yahoo!グルメ
喩えるなら、淫夢を見ていたのに、ハッと目が覚め、其れが夢であったと知ったと同じ位、
夢から現に戻り、其のガッカリ感と来たら無い…。
此れから、夢も無ければ、希望も無い、暗黒の日常生活に戻ると思うと、嫌で嫌で仕方無い。
辛うじて、今日も休暇を宛がい、今週一杯休みを頂戴しているのがせめてもの救いだ。
今朝は目覚ましを掛けず、久方振りの家の寝床で就寝したので寝入ってしまう。
旅行中は、出発の都合等で、何だかんだで早起きをしていたので、ゆっくり出来るのは有り難い。
とは言え、八時半に目が覚め、ダラダラとし、九時頃に寝床から這い出す。
雨戸を開け、カーテンを開けると、雪の無い光景が、何だか不思議に思える…。
溜まりに溜まった洗濯物を遣っ付け、北海道とは比べ物に成らない程の暖かさの中に干す。
正直、六日振りに関東地方に戻ると、暑くて汗ばみそうだ…。
年末を除き、平日に休みを頂戴するのは久し振りで、何だか罪悪感を感じつつも、
ゆったりとした時間の流れと、のんびりとした雰囲気が心地好かったりもする。
あっと言う間に正午を過ぎ、昼御飯を摂りに外へ出る。
北海道に旅立つ日の昼間に御邪魔した此方に、御土産を持参がてら出掛ける。
平日の昼間と言う事も有り、店内は混雑しており、空席を何とか見付けて着席。
さて、今日は何を頂こうかしらと長考に入る。
今日の御薦めは、此方では何度か頂いている、玉葱や鶏肉の梅煮で、今回は牛蒡付きとか。
そして、先週訪れた際にも有った「にしやのソースカツ丼」が未だ有り、此れに決定。
ソースカツ丼と言えば、様々な地域に、様々な形で名物として有るが、
埼玉県で言えば、個人的には未食だが、秩父の「安田屋」が有名だろう。
然し、此方のは飽く迄も「にしやの」と付いているので、此方ならではの代物だろう。
実物を見ると其の通りで、てっきり、丼に装われての登場かと思いきや、
カレー皿に盛り付けられ、見事に予想は裏切られ、一本取られてしまう…。
練り辛子を頂戴し、此れを少し塗して、豪快にカツに喰らい付く。
ヒレ肉を使用していると言うカツは柔らかく、此れぞ、カツの醍醐味だ。
脂身が堪能出来るロースも素敵だが、此の柔らかさが愉しめるのなら良い。
又、カツは、ソースカツ丼と言う名の通り、タレにしっかりと浸されている。
甘辛く、しっかりとした味付けで、濃厚だが、執拗過ぎず、此の辺りは絶妙だ。
此れに、別皿のマヨネーズを塗して頂くと、円やかに成って良い。
カツの下には千切りキャベツが敷き詰められており、此れが、諄くなるのを防いでいるのだろう。
そして、付け合わせには福神漬けが有り、此れが実に良い。
カレーではないが、何だか妙に合う。
カツは三枚も乗っているので、食べ出は十分で、久し振りの地元の味は矢張り落ち着く。
今後も此の味を生き甲斐にして、何とか行き続けよう…。
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※2011年6月3日時点の情報です。
ID:0000302098
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