「鮨処いっしん」【日進】 - 続・ＲＯＣＫ‘Ｎ’ＲＯＬＬ退屈男

◆「鮨処いっしん」【日進】

　…土曜日。
　　時系列が前後して申し訳無いが、二月三日の昨日、新しい整体院に出向き、施術を受ける。
　　其処は賃貸マンションの一室で、看板も出さずにひっそりと開業しており、
　　怪しさは満点だが、何処に行っても治らない腰痛の最後の砦、駆け込み寺として有名な様だ。
　　問診票を書き、ダイニングキッチンで暫く待ち、十五時過ぎに名前を呼ばれ、六畳の和室へと通される。
　　其処には布団が敷かれており、先ずは腰の状態を見るべく、前屈、後屈、左右に上体を捻り、
　　其の後、うつ伏せに寝かされ、先生自ら、背骨の歪みを触診する。
　　此方の特徴は、筋肉を解したりするのではなく、骨の歪みを矯正すれば全てが治ると言う。
　　背骨を触り、「此処、痛い？」と、次々と歪んだ箇所を示して行く。
　　すると先生が、助手と言うか、見るからに今時の若いギャルを呼び寄せる。
　　僕の歪んだ背骨の箇所を、其の助手に足で踏ませ、と言うか、固定させ、
　　先生は僕の足首を持ち、膝を曲げて引っ張る様に三回伸ばす。
　　其れを数ヶ所行い、再度、前屈、後屈、左右の捻りを繰り返すと、徐々に可動範囲が広がるのが分かる。
　　悪い箇所を指摘して貰い、腰痛に至った原因を説明され、此の痛みも治ると、
　　きっぱりと断言して貰い、安心感と同時に、期待感が有り、完治に向けて通おうと決意する…。
　　と言う訳で、話は昨晩に戻り、毎度御馴染みの此方でシースー。
　　今回も、写真が旨さを物語って呉れているので、写真だけで御勘弁を。

　◎「生ビール（中）」五八〇円