続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「和匠喜酒 かもん」【宮原】


 …昨晩。
  此の日の日帰り仕事ぶらり旅は平和台で、仕事が早く片付いたので、会社に立ち寄り、
  十九時に上がり、湘南新宿ラインに揺られて宮原へと降り立つ。
  前日、一月七日の誕生日の祝いを独りで開催しようと、毎度の此方へ御邪魔する。
  仕事始めの週の金曜日、況してや、三連休前だと言うのに、客は誰も居らず、
  安心して、指定席であるカウンターの端っこの席に陣取る事が出来る…。

 ◎「生ビール(中)」五五〇円
 …七日間の正月休みの後の仕事始めだったが、何とか社会復帰も出来、
  来週からは通常のドサ廻りの仕事が始まり、選りに選って、神戸へ飛行機で出掛ける羽目に…。
  そんな、有りと有らゆるモヤモヤの解消と、生誕三十四周年を祝って、独りで乾杯。
  苦味の効いた麦酒は喉に刺激を与えて呉れ、陶器の器の為、泡の肌理が細かく感じられる。
  幾ら外が寒かろうが、酒は麦酒に限る。

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 ◎「たら白子酢」七八〇円
 …何を頂こうかと、目の前の魚の入ったショウケースを覗き込むと、鱈の白子が置いてある。
  嗚呼、素晴らしい…。
  市場から仕入れて来た儘のパックの状態で置かれており、
  パッケージには白子ではなく「辰子」と書かれており、「辰子」って誰だよ!と思ってみる…。
  其れはさて置き、今年初の白子を頂く。
  自家製のポン酢に浸されて、真っ白い、綺麗な白子が浮いている。
  箸で千切り、一口含むと、トロットロで円やか、滑らかな口当たり。
  身悶えしそうな程に旨く、其のクリーミィさたるや絶妙で、
  「魔法の天使 クリィミーマミ」よりもクリーミィだ…。 

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 ◎「寒ブリ造り」八三〇円
 …此の日の御薦めメニューの頁を繰り、刺身の物色していると、寒鰤が有ると言う。
  旬の時期に旬の物を頂くのを常としているので、冬の味覚である寒鰤を発注。
  最高級品である氷見の寒鰤を頂いた事は無いが、天然物の鰤は旨い。
  山葵を少し載せ、特製の刺身醤油に浸すと、脂の華がパッと開く。
  其の味わいは、口の中でネットリと濃厚に拡がり、其れで居て、執拗い印象は無い。
  コクが有り、何とも言えない旨さで、食べてしまうのが勿体無い。
  普通の寒鰤で此の旨さなのだから、氷見の寒鰤はきっと物凄いのだろうな…。

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 ◎「肉汁うどん」六八〇円
 …時間は未だ早いのだが、そろそろ〆に取り掛かる。
  そうなれば、発注する物は決まっており、此処最近は肉汁饂飩以外に無い。
  マスターから「本当、好きだな…」と言われる位、嵌ったら徹底して食べ続ける。
  そして結果的に、食べ過ぎて、飽きて、食べられなくなってしまう…。
  と言う様な事は、此の肉汁饂飩に限っては無い。
  饂飩は冷たくして貰い、温盛りで食べる人の気が知れないと内心で思いつつ、
  箸で手繰って、肉汁に浸して一気に啜る。
  濃い口の甘辛い醤油味の出汁が絶妙で、豚肉の脂の甘味が染み出して旨い。
  其の汁を存分に吸った油揚げも良く、芯がトロッと柔らかくて甘い葱も旨い。
  汁は残らず胃袋へ収める…。

 此処最近、此方で呑むと眠くなるのが早く、後半は殆ど潰れていた。
 麦酒は高々五杯しか頂いていないのに…。
 歳を取ったな、僕も…。

 因みに、此の日の御薦めメニューは…、
 ・「かんぱち造り」七八〇円
 ・「炙りサーモン」七三〇円
 ・「まぐろ造り」九三〇円
 ・「まぐろブツ」六八〇円
 ・「ネギトロ」六八〇円
 ・「真アジ造り」六三〇円
 ・「ゴボウ細揚げ」六三〇円
 ・「揚げタコ焼(6コ)」五三〇円
 ・「ウインナー磯辺揚げ」六五〇円
 ・「ホルモン炒め(塩ダレ、辛味噌)」六五〇円
 ・「イカ下足生姜焼」六五〇円
 ・「もつ煮込み」五三〇円
 ・「ぶり塩焼(サービス品)」六三〇円
 ・「ゴマ味噌豆乳豆腐」七三〇円
 ・「鶏鍋(辛味噌、にんにく醤油)」六八〇円
 ・「スルメイカの浜鍋」七三〇円
 ・「カレー鍋かもん風」七三〇円
 ・「カキ土手鍋」九八〇円
 ・「寄せ鍋」一三五〇円
 ・「下仁田ネギと鶏肉の鍋」七五〇円
 ・「おじやセット」三五〇円
 ・「うどん」二五〇円
 ・「玉子(1個)」五〇円