続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば 旋」【北浦和】

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 ◎「つけ麺(大盛)」七五〇円

 …今朝は九時半に起床し、昼前に諸般の事情で新三郷へ出掛ける。
  外は抜ける様な青い空で、陽気も暖かく、何とも心地好い。
  其の帰りに昼御飯を済ませて帰る事にする。
  折角なので、余り降りない駅で途中下車し、ラーメンの新規開拓を試みる。
  まあ、単なる気紛れの思い付きに過ぎないのだが…。
  其処で白羽の矢が立ったのは、「ラーメンデータベース」上で埼玉県で五位の此方。
  北浦和の国道四六三号線沿いに立地し、以前から此処にはラーメン店が入居しており、
  長続きせずに閉店する事が多いが、其処を居抜きで使っている様だ。
  北浦和駅から歩く事一〇分。
  店頭には約一〇名の行列が形成されており、一瞬、諦めて踵を返そうかと思ったが、
  態々此処迄来て頂かずに帰るのは癪なので、仕方無く並ぶ事とする…。
  其れにしても、回転が悪過ぎる。
  高々一〇人の待ちで、店内に入る迄に三〇分を要する。
  理由として、店内は八席しか無い事、つけ麺が主力メニューなので時間が掛かる、
  其れと、客の多くが木っ端アベックで、二席並んだ席が空く迄待っているが為に、
  たとえ一席空いていても、並んでいる一人客が一向に座れない事。
  こちとら、生きる糧としての「食事」で来ているのであって、
  逢引きやレジャー感覚で飲食店に来られると参ってしまう。
  そんなに仲良く並んで座りたいのなら、「バーミヤン」でラーメンを啜り乍ら、
  甘い言葉を囁き合って、日がな一日乳繰り合えば良いのにと切に思う。
  ラーメン店は、ペッティングをしに来る場所ではない!
  閑話休題
  店内に入り、先ずは券売機と対峙し、食券を購入する。
  つけ麺は並盛りも大盛りも同一価格と言うのが嬉しく、「つけ麺(大盛)」の釦を押す。
  着席から一〇分程で期待のつけ麺が登場し、埼玉県五位の味とやらを堪能する。
  つけ汁は今流行りの魚介系醤油豚骨で、濃厚な茶褐色をしている。
  麺はやや灰色を帯びた極太麺で、其れを箸で手繰って一気に啜る。
  魚粉のジャリッとした感じが僅かに感じられ、魚介の風味がフワッと薫る。
  粘度は低く、意外にもサラッとしており、ゴテゴテした印象は無い。
  調理過程で、雪平鍋からつけ汁の器に注がれたスープが真っ白だったが、
  動物系の出汁もしっかりと出ており、ドロッとした粘度は無くても存在感は有る。
  甘味は無く、個人的にはやや甘めなのが好み。
  但し、妙に甘酸っぱいだけの某系列の薄っぺらい味は御免蒙るが…。
  件の麺はきちんと水で〆られており、ポキポキ、モチモチと言う食感の、
  此れ又、最近の流行りのつけ麺に有り勝ちな麺。
  決して嫌いではなく、寧ろ好きで旨いのだが、流行に右へ倣えと言った感じがしなくも無い。
  緩やかな縮れが効いているので、啜り上げる度に、ブルンブルンと唸りを上げ、
  唇を嫋やかな鞭の様に叩いて行くかの様な感じが良い。
  つけ汁の器には、賽の目に刻まれた叉焼が沈んでおり、大きさも中々良い。
  麺麻はシャキシャキとして柔らかく、水分が多い若い筍と言った趣き。
  そして、麺の上に載っている叉焼は、丸で角煮の様な大きさ、分厚さで豪快。
  見た目通り、脂身の部位はプルップルで柔らかく、トローッと蕩ける旨さ。
  赤身の部位は繊維に沿って肉質が解れ、其れで居てしっかりとした噛み応えも有る。
  此れは食べ出が有って実に良い。
  最後はスープ割りはしない主義なので、原液の儘、ヅイと飲み干すと、
  掻き混ぜ方が悪かった様で、底に沈殿してしまっていた様子。
  総じて、埼玉県五位の味か如何かは判断に苦しむが、回転がもっと良ければ言う事無し…。
  
中華そばつむじ(旋) [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ

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住所: 埼玉県さいたま市中央区新中里1丁目1-6
営業時間、定休日:
最寄り駅: 北浦和
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※2010年4月25日時点の情報です。
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