◎「ラーメン」七〇〇円＋「子豚増し」一五〇円
…平日は余りの肉体疲労で毎日疲弊し切っている為、週末が頗る愉しみ。
昨晩は呑んで帰り、風呂にも入らず失神する様に床に入り、数分と掛からずに落ちる。
今朝は一〇時前に目覚め、数十分動けずにジッとした後に這いずり出る…。
洗濯機を廻し、風呂に入り、洗濯物を干すと既に正午を廻る時間。
夜中にカップラーメンを啜ったにも拘らず、異様な迄の空腹感に襲われ、
休日でないと出掛けられない所へ行こうと、四月一〇日以来の此方へ。
肉体疲労時の滋養強壮の為の大蒜摂取が目的だ…。
店に着くと、店頭には三～四名の待ちが発生しており、此れ位ならば許容範囲内。
然し、事も有ろうか駐車場が満車で、其の場で待機する。
五分程で空きが出来、此方は前向き駐車が規則なので、指示に従う。
にも拘らず、前向き駐車でない無法者の自動車が多い事。
此の生来の後ろ向きな僕でさえ前向き駐車していると言うのに、不道徳な人間の多さに反吐が出る。
店の規則に従えない人間は来る資格無し！
店に入り、券売機で「ラーメン」と「子豚増し」の食券を購入し、店員に手渡し、
店外の行列に並ぶと、既に二名に成っている。
程無くして店内に案内され、給水機で水を汲み、カウンター席に腰掛ける。
トッピングを訊かれ、何時もの通り「全増しで！」としっかり御願いする。
カウンター上に置かれた丼を受け取ると、まあ此れが暴力的此の上無い見た目。
崩れ掛けた豚や、野菜の上に掛けられた脂が丼から今にも零れそうな盛り。
素敵だ…。
先ずは丼からスープが溢れない様に蓮華を沈め、スープを丁寧に掬って啜る。
ドロッと茶濁したスープは、課長増しでより一層刺激的な味わいに成っており、
濃厚で濃密な痺れる味わいで、全身に染み渡り、胃袋に膜を張る様な感じ。
野菜の上に掛けられた背脂はコロコロとしており、スープに染み出している。
シロコロホルモンの様な感じで、脂の甘味が感じられる。
野菜はキャベツ高騰の昨今、萌やしが多目に見えるが、其れは気にしない…。
シャキシャキとした食感で、バリバリと食べ進める。
そして麺はと言えば、言わずもがなの「浅草開化楼」製の特注麺。
箸で手繰るのも容易じゃない程の極太麺は、ずっしりと重量感が有り、
啜ると言うよりは齧り付き、貪り喰うと表現した方が良い程で、ワッシワッシと喰らい付く。
ボソボソ、ボキボキと言う擬音が合う麺は、力強さが漲っている。
そして、此処で不意に気付く。
大蒜が入っていない事に…。
僕は小市民なので、此の手の入れ忘れ等に関して催促する事が出来ないのだが、
折角、栄養補給、充電の目的で大蒜摂取に来たのに、肝心の大蒜が入っていないのでは意味が無いと、
恥を忍んで、「すみません、大蒜入れて貰って良いですか？」とカウンター上に丼を置く。
すると女性店員が大蒜を入れて呉れ、「今度からは初めに言って下さい」とピシャリ。
「全増しで御願いしたんですけど…」と消え入る様な声で反論すると、
調理担当の男性店員が横から謝罪して呉れ、危うく単なる迷惑な客に成ってしまう所だった…。
改めて、仕切り直しで食べ始めると、矢張り、大蒜が入ると味が引き締まり、
数段旨さが増し、此の辛味が刺激的で食欲を増進させて呉れる。
豚は見た目通り崩れる柔らかさで、脂身はプルプルのトロトロ。
赤身の部位は繊維に沿って解れる様な感じで、且つ、噛み締め甲斐が有る弾力。
「二郎」系の醍醐味である豚のホロトロ感を最大限堪能出来る出来。
御蔭で満腹で食べ終え、胃袋が脂で覆われた様な心持ちだ。
食べ終わった丼とコップをカウンター上に載せ、台布巾で拭いたら御馳走様。
最後は、大蒜の入れ忘れを先程の女性店員と男性店員が丁寧に侘びて呉れ、
此方としても寧ろ清清しい心持ちに成り、接客教育が行き届いているなと感じる。
他人から注意や指摘をされた際、自分の不手際や失敗をさて置いて、
注意された事のみに腹を立てる御門違いの人間が多い昨今だが、
久し振りに良い心持ちに成り、気分良く店を後にする…。
まあ、気分は良くても、腹の具合は別で、家に着くなり雪隠に飛び込んだのは言う迄も無い。
昨晩は呑んで帰り、風呂にも入らず失神する様に床に入り、数分と掛からずに落ちる。
今朝は一〇時前に目覚め、数十分動けずにジッとした後に這いずり出る…。
洗濯機を廻し、風呂に入り、洗濯物を干すと既に正午を廻る時間。
夜中にカップラーメンを啜ったにも拘らず、異様な迄の空腹感に襲われ、
休日でないと出掛けられない所へ行こうと、四月一〇日以来の此方へ。
肉体疲労時の滋養強壮の為の大蒜摂取が目的だ…。
店に着くと、店頭には三～四名の待ちが発生しており、此れ位ならば許容範囲内。
然し、事も有ろうか駐車場が満車で、其の場で待機する。
五分程で空きが出来、此方は前向き駐車が規則なので、指示に従う。
にも拘らず、前向き駐車でない無法者の自動車が多い事。
此の生来の後ろ向きな僕でさえ前向き駐車していると言うのに、不道徳な人間の多さに反吐が出る。
店の規則に従えない人間は来る資格無し！
店に入り、券売機で「ラーメン」と「子豚増し」の食券を購入し、店員に手渡し、
店外の行列に並ぶと、既に二名に成っている。
程無くして店内に案内され、給水機で水を汲み、カウンター席に腰掛ける。
トッピングを訊かれ、何時もの通り「全増しで！」としっかり御願いする。
カウンター上に置かれた丼を受け取ると、まあ此れが暴力的此の上無い見た目。
崩れ掛けた豚や、野菜の上に掛けられた脂が丼から今にも零れそうな盛り。
素敵だ…。
先ずは丼からスープが溢れない様に蓮華を沈め、スープを丁寧に掬って啜る。
ドロッと茶濁したスープは、課長増しでより一層刺激的な味わいに成っており、
濃厚で濃密な痺れる味わいで、全身に染み渡り、胃袋に膜を張る様な感じ。
野菜の上に掛けられた背脂はコロコロとしており、スープに染み出している。
シロコロホルモンの様な感じで、脂の甘味が感じられる。
野菜はキャベツ高騰の昨今、萌やしが多目に見えるが、其れは気にしない…。
シャキシャキとした食感で、バリバリと食べ進める。
そして麺はと言えば、言わずもがなの「浅草開化楼」製の特注麺。
箸で手繰るのも容易じゃない程の極太麺は、ずっしりと重量感が有り、
啜ると言うよりは齧り付き、貪り喰うと表現した方が良い程で、ワッシワッシと喰らい付く。
ボソボソ、ボキボキと言う擬音が合う麺は、力強さが漲っている。
そして、此処で不意に気付く。
大蒜が入っていない事に…。
僕は小市民なので、此の手の入れ忘れ等に関して催促する事が出来ないのだが、
折角、栄養補給、充電の目的で大蒜摂取に来たのに、肝心の大蒜が入っていないのでは意味が無いと、
恥を忍んで、「すみません、大蒜入れて貰って良いですか？」とカウンター上に丼を置く。
すると女性店員が大蒜を入れて呉れ、「今度からは初めに言って下さい」とピシャリ。
「全増しで御願いしたんですけど…」と消え入る様な声で反論すると、
調理担当の男性店員が横から謝罪して呉れ、危うく単なる迷惑な客に成ってしまう所だった…。
改めて、仕切り直しで食べ始めると、矢張り、大蒜が入ると味が引き締まり、
数段旨さが増し、此の辛味が刺激的で食欲を増進させて呉れる。
豚は見た目通り崩れる柔らかさで、脂身はプルプルのトロトロ。
赤身の部位は繊維に沿って解れる様な感じで、且つ、噛み締め甲斐が有る弾力。
「二郎」系の醍醐味である豚のホロトロ感を最大限堪能出来る出来。
御蔭で満腹で食べ終え、胃袋が脂で覆われた様な心持ちだ。
食べ終わった丼とコップをカウンター上に載せ、台布巾で拭いたら御馳走様。
最後は、大蒜の入れ忘れを先程の女性店員と男性店員が丁寧に侘びて呉れ、
此方としても寧ろ清清しい心持ちに成り、接客教育が行き届いているなと感じる。
他人から注意や指摘をされた際、自分の不手際や失敗をさて置いて、
注意された事のみに腹を立てる御門違いの人間が多い昨今だが、
久し振りに良い心持ちに成り、気分良く店を後にする…。
まあ、気分は良くても、腹の具合は別で、家に着くなり雪隠に飛び込んだのは言う迄も無い。
※2010年4月24日時点の情報です。
ID:0007807112
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