続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「うどん 天丼 定食 どんどん」【大宮】

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◆「うどん 天丼 定食 どんどん」【大宮】


 ◎「豚ロース天定食」九〇〇円+「ミニうどん(冷)」一〇〇円

 …今週は群馬県の渋川、安中、沼田と言う僻地へと出掛け、移動だけで一苦労。
  一番凄かったのは、安中市役所から出ている乗り合いタクシーに乗り、
  磯部駅発十九時十三分の電車を逃すと一時間待つ事に成る為、運転手の小父さんも無理して呉れ、
  十九時〇九分磯部駅着の予定をが十九時丁度には付いてしまうと言う頑張り様…。
  人生で初の乗り合いタクシーにも驚いたが、山間の農村には此の手の公共交通が有るのにも吃驚。
  そんなこんなで、移動疲れも可也蓄積しているが、今朝は八時過ぎには目が覚めてしまう。
  因みに、休日の所為か、隣家の換気扇の排気口からは油の臭いはして来ない…。
  「ぶらり途中下車の旅」を観るでもなく点け、風呂に入り、洗濯機を廻す。
  真夏の様な陽気に、干した傍から乾いてしまいそうな暑さにげんなりする…。
  今週末こそはと、僕にはせねば成らない用が有る。
  余りに襤褸襤褸に成り過ぎた背広を買い替えに行く事…。
  社会人らしからぬ襤褸を纏い、丸で、一寸御洒落なホームレスの様。
  好い加減、意を決して、大枚を叩いて背広を誂えに出掛ける決心を固める。
  其の前に、昼御飯を済まそうと、行く当ての背広屋の近くに、数年来気に成っている店が在り、
  何年越しかの宿題を解決するべく、炎天下の中を出掛ける。
  何年も前から、仕事を終えて新大宮バイパスを自動車で走行する度に気に掛かっていて、
  「とり天丼」、「ブタ天丼」、「うどん」等と言う蠱惑的な文字列が記されている。
  店構えは、イナバ物置を豪邸にした様な大き目の物置の様な感じで、
  隣りには桃色映像を販売する店が在り、半々で共用している様な造り。
  閉店時間が十九時の様で、如何頑張っても平日は不可能なので、休日に出掛けるしかない。
  店に着くと、肉体労働者風の作業員や月給取り、将又、家族連れと多岐に渡っている。
  店の硝子戸を開けると、直ぐに会計を先に済ませねばならない様で、慌ててメニューを決める。
  此方の一押しメニューと言う様な文言が記されているので、「豚ロース天定食」にし、
  更に、一〇〇円を追加すると、小さい饂飩が付くと言うので、其れを付けると、
  温かいのか冷たいのかが選択出来る様で、此方は冷たいのを選択しても課金されない様だ…。
  何でも、此方の母体が「手打ちうどん 袋屋」と言う所の様で、饂飩も頂かずには居られまい。
  四十五番の番号札を受け取り、壁際の席に座り、冷たい茶を飲んで、陽炎の様にボーっと待つ。
  一〇分強で、「四十五番の御客様~」と言い乍ら、小母さんが配膳して呉れる。
  皿にはドーンっと載った豚肉の天麩羅と、脇には冷たいぶっかけ饂飩、そして、御飯と味噌汁。
  食べ盛りの腕白中年には堪らない暴力さ加減…。
  先ずは味噌汁で喉湿しをすると、うん、滑子の味噌汁で当たり。
  少々、味は薄いが許してあげよう。
  さて、主役の豚ロース肉の天麩羅はと言えば、厚さ七~八ミリメートル程の肉が天麩羅にされ、
  其れがタレを掛けられ、八分割されて浸かっている。
  鶏肉の天麩羅は好きで嵌ったが、豚肉の天麩羅、然も、ロース肉の厚さと成れば初体験だ。
  大きな口を開けて齧り付くと、衣のサクッとした食感と、豚肉のガッシリとした歯応えが伝わる。
  衣はやや厚めで、豪快な揚げ方が窺える。
  タレは天丼で使用するタレの様で、甘辛く、やや甘さが強め。
  此の暑さでは、もう少し辛めの方が助かるが、ゴテゴテしておらず、サラッとしているのが救い。
  辛子を塗して頂くと、少し甘さが和らいで食べ易い気がする。
  そして、豚ロースの醍醐味と言えば、勿論、言わずもがなだが脂身。
  其の部位に行き着くと、齧った途端に豚カツを頂いているかの様に脂がジュワッと染み出して来る。
  天麩羅で此の感覚は正に新食感。
  此の厚さだからこそ為せる技で、「豚の脂身を我慢して迄、長生きしたくないよね」と、
  安部譲二先生の名言を心で復誦してみる…。
  豚肉の天麩羅の皿は、学校給食の様に小分けされたプラスティック製で、他には柴漬けと山菜が入る。
  御飯も結構な量で、ガツガツと掻っ込みたいのだが、如何せん、此れもプラスティック製なので、
  器に御飯粒が貼り付いて、少々食べ辛いのが難点…。
  そして、此方の本業と言うべき饂飩を頂く。
  讃岐饂飩ではなく、御当地の武蔵野饂飩とでも言おうか、所謂、田舎饂飩。
  表面はざらつきが多少有り、モソモソとした食感だが、強靭な腰が効いており、弾力も凄い。
  饂飩評論家が多用する、「エッヂが効いている」と言う感じか。
  つゆは市販の麺つゆの様な味わいで、もう少し旨さが欲しい所。
  然し、総体的には腹も膨れ、値段に見合った満足度は其れなりに有った様に思う。
  他にも魅惑的なメニューが多いので、次回にも期待したい…。

 因みに、他のメニューは…、
 ・「小うどん(麺半玉)」二五〇円
 ・「並うどん(麺1玉)」四〇〇円
 ・「大盛うどん(麺1.5玉)」五五〇円
 ・「スーパーどんどん(麺3玉)」六五〇円
 ・「もりうどん」五〇〇円
 ・「大もりうどん」六五〇円
 ・「冷したぬきうどん」七五〇円
 ・「冷しきつねうどん」七五〇円
 ・「冷しとろろうどん」六八〇円
 ・「冷しおろし山菜うどん」六八〇円
 ・「冷しちからうどん」七〇〇円
 ・「豚ロース天丼」九〇〇円
 ・「とり天丼」七五〇円
 ・「ブタ天丼」七〇〇円
 ・「どんどん天丼(エビ、イカ、ちくわ、なす、さつま)」六〇〇円
 ・「かき揚げ天丼」五〇〇円
 ・「もつ丼」七〇〇円
 ・「天ぷら定食(エビ、イカ、なす、にんじん、ちくわ、おろし)」七八〇円
 ・「とり天定食」七五〇円
 ・「もつ煮込定食」七五〇円
 ・「ブタ天定食」七〇〇円
 ・「ブタ天」三〇〇円
 ・「とり天」二五〇円
 ・「ごぼう天」二〇〇円
 ・「山菜天」二〇〇円
 ・「かき揚げ天」二〇〇円
 ・「にんじん天」二〇〇円
 ・「えび天」一八〇円
 ・「ハム天」一五〇円
 ・「いか天」一五〇円
 ・「ちくわ天」一二〇円
 ・「かぼちゃ」一二〇円
 ・「なす天」一〇〇円
 ・「さつまいも天」一〇〇円
 ・「豚バラつけ麺 夏バージョン(豚バラ肉、みょうが、なす、いんげん)」七五〇円
 ・「鴨汁うどん 夏バージョン(鴨肉、みょうが、なす、いんげん)」九〇〇円
 ・「若鶏つけ麺(岩手県産鶏肉、長ねぎ)」七五〇円
 ・「つけカレーうどん」七八〇円
 ・「冷し豚キムチうどん」七五〇円
 ・「冷しネバネバうどん(とろろ、納豆、オクラ、花かつお、きざみのり)」八〇〇円
 ・「冷し茄子うどん(なす、おろし、しょうが)」六五〇円
 ・「さっぱりうどん(大根おろし、花かつお、大葉、みょうが、ねぎ、かまぼこ)」六〇〇円
 ・「つけとろうどん」七五〇円
 ・「ネバネバつけ麺」八〇〇円

うどん天丼どんどん [ うどん、そば、丼 ] - Yahoo!グルメ



住所: 埼玉県さいたま市西区三橋5丁目1618
営業時間、定休日:
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※2010年7月10日時点の情報です。
ID:0000299809


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