続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「うどん処 こうえん(篁園)」【川島】

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◆「うどん処 こうえん(篁園)」【川島】

 ◎「とり天ぶっかけうどん」七五〇円

 …昨日。
  待ちに待った、待望久しい週末の休日。
  花金は昔の上司に御声掛け頂き、赤羽で御歴々と呑む機会を頂き、
  カラオケに雪崩れ込み、橋 幸夫、杉 良太郎、沢田研二郷ひろみを歌い、
  御開きに成って埼京線で帰路を辿るも、一駅を乗り過ごし、
  シータクで帰って来て、午前零時過ぎに「Ken’s kitchen」へ。
  マスターと音楽談義に花を咲かせ、三時近く迄、歌謡曲を聴く駄目中年…。
  明けた朝は、酒の所為で身体が重く、もう若くないなと実感する。
  一〇時半に寝床から這い出し、風呂に入り、午前中は極めて自堕落に過ごす。
  正午を過ぎ、折角の休日、家に籠っていても何なので、外に出よう。
  不意に、「鮨処 いっしん」のマスターが教えて呉れた、川島町に在る、
  平成の森公園と言う所に行ってみれば、訪店した時の話の種に成るしな。
  暑い中を自動車を走らせ、川島町に入り、時間も時間なので、先ずは昼御飯。
  十三時を疾うに廻り、すっかり遅くなってしまった。
  川島町と言えば、「すったて」で町興しをしている程なので、饂飩屋が多い。
  其の中で、何時も、其の前を通っているが、入った事の無い此方にしよう。
  プレハブ小屋の様な造りだが、小洒落た感じで人気が有るとの事。
  店内に入れば、時間を外した所為か、空席が有り、安心して着席する。
  さて、メニューを見遣れば、つけ汁饂飩、ぶっ掛け饂飩、温かい饂飩と、
  一通り揃っており、其の中から気に成る物を見付かる。
  此の暑さなので、勿論、ぶっ掛け饂飩だが、鶏の天麩羅が付くのが有る。
  唐揚げも大好きだが、鶏天と言うのも中々如何して、旨いので好きだ。
  良し、此れだとばかりに発注を済ませ、出来上がりをヂッと待つ。
  厨房内は男性二名で切り盛りしており、雅夢と同じ編成。
  十五分程で、「愛はかげろう」は歌わずに配膳される。
  鶏の天麩羅から発する熱が、顔に伝わる程に熱熱だ。
  別の容器に入れられているつゆを豪快にぶっ掛けてみる。
  つゆの量もたっぷり有り、結構、ひたひたに成る位だ。
  檸檬を鶏の天麩羅に搾って掛け、いざ、頂こう。
  先ずは麺を手繰って啜れば、思いの外、細いと言うのが第一印象。
  武蔵野饂飩の類の中では細目で、表面もざらざらと言う感じでも無く、
  やや、つるつるしていると言った感じだが、腰と弾力は強力だ。
  麺の断面が高気密と言うか、ミシっと、引き締まった歯応えだ。
  聞く所に依ると、「大河戸製麺」と言う所から仕入れていると言う情報。
  此方で打っている訳ではない様だが、流石は地元の製麺所だけに、
  昔乍らの製法や、粉にも拘っているのだろうな。
  つゆの味は薄味、上品な味わいで、女性にも人気と言うのが頷ける。
  個人的には、もっと濃い味、濃口でも良いが、高血圧だしな…。
  さて、鶏の天麩羅はと言うと、熱熱の衣がつゆを吸っている。
  噛り付けば熱熱で、中からはプリッとした鶏肉が現れ、軟らかくも有り、
  弾力も有り、矢張り、鶏肉は旨いなと、改めて痛感する。
  搾った檸檬の酸味も爽やかで、此れを摘みに麦酒が呑みたい…。
  饂飩には薬味の大根卸、卸生姜、浅葱、紫玉葱と絡み合い、涼しげで良い。
  最後はつゆも全て飲み干し、汗で失われた塩分を確りと補給する。
  倒れちゃいけないので…。