◆「鮨処 いっしん」【日進】
…昨晩。
金曜日が休日出勤の代休を宛がわれていた為、三連休の此の日が最終日。
本当、あっと言う間に時間が流れ去る…。
日中はぼんやりと過ごし、静養に努める。
其れにしても、天気が好いので、暑くて汗だくだ。
早く夏が終わって呉れる事を祈っているのだが、秋が訪れる気遣いは無さそうだ…。
十九時半に成り、サザエさん症候群も患い出した所で、毎度の此方で週末最後の御愉しみ。
此方で旨い寿司を摘みに一杯遣ると言う至福の時間が有るからこそ、
何とか精神の均衡が保てており、発狂せずに済んでいるのだ…。
金曜日が休日出勤の代休を宛がわれていた為、三連休の此の日が最終日。
本当、あっと言う間に時間が流れ去る…。
日中はぼんやりと過ごし、静養に努める。
其れにしても、天気が好いので、暑くて汗だくだ。
早く夏が終わって呉れる事を祈っているのだが、秋が訪れる気遣いは無さそうだ…。
十九時半に成り、サザエさん症候群も患い出した所で、毎度の此方で週末最後の御愉しみ。
此方で旨い寿司を摘みに一杯遣ると言う至福の時間が有るからこそ、
何とか精神の均衡が保てており、発狂せずに済んでいるのだ…。
◎「生ビール（中）」五八〇円
…店に着くと盛況で、何時もの指定席は埋まっており、入口直ぐのカウンター席に腰掛ける。
するとマスターが、「座敷の一番奥に上がる？」と訊いて呉れ、壁に寄り添う様に着席。
ジュリーが好きなので、壁際に寝返りを打ったりするのは好きだ…。
厨房の奥から、ママさんの手がニュっと出て来て、麦酒を手渡しで受け取る。
此の日の口開けと成る麦酒の味は格別で、労働していないが殊更旨く感じられる。
足の親指に悪いと知りつつ止められないでいる、堪え性の無い駄目中年…。
…店に着くと盛況で、何時もの指定席は埋まっており、入口直ぐのカウンター席に腰掛ける。
するとマスターが、「座敷の一番奥に上がる？」と訊いて呉れ、壁に寄り添う様に着席。
ジュリーが好きなので、壁際に寝返りを打ったりするのは好きだ…。
厨房の奥から、ママさんの手がニュっと出て来て、麦酒を手渡しで受け取る。
此の日の口開けと成る麦酒の味は格別で、労働していないが殊更旨く感じられる。
足の親指に悪いと知りつつ止められないでいる、堪え性の無い駄目中年…。
◎「真鱈白子」五一〇円
…程無くして、ママさんが摘みにと小鉢を持って来て呉れる。
おおっ、今季初の真鱈の白子ではないか！
今年の春先が最後だったろうから、半年振りの御無沙汰だ。
ポン酢をなみなみと浴びせ掛け、白を黒に染めて行く…。
前日の土曜日に今季初めて入れたと言うから、正真正銘の初物だ。
トロッと滑らかな舌触りと、円やかでクリーミーな味わいが途轍も無く懐かしく感じられる。
と言っても、此の前日、ペー氏と池袋で呑んだ折、白子を頂いたっけな。
人の記憶と言うのは実に好い加減だ…。
◎「もつ煮（小）」三二〇円
…レーンを流れるメニューの中に、何と、「もつ煮」と言うのを発見し、森山良子宜しく、
心がざわわざわわとし、此方でまさか、モツ煮が頂けるだなんて、夢にも思っていない。
すると、又しても厨房の奥から暖簾を掻き分け、ママさんが小鉢をスッと出して呉れる。
心を読まれているかの様に、モツ煮が差し出される。
此方で煮物と言えば、鰤大根、鯛の兜煮、烏賊と大根の煮物等を頂いているが、肉類は初めて。
寿司屋の拵えるモツ煮に、激しく興味をそそられる。
味付けは味噌味で、やや濃い目で僕好みで、モツの他には、大根、人参、牛蒡、豆腐、蒟蒻。
モツはぷるっぷるに柔らかく、プリン体フェチには堪らず、足の親指が宜しく言っている。
◎「〆さば」二三〇円
…久し振りに、真鱈の白子、モツ煮と、摘みを二品も堪能した後は、寿司に取り掛かろう。
先ずは何時も通り、小鰭と〆鯖を同時に発注すると、先に出して呉れたのは〆鯖。
「当店のおすすめ」の貼り紙通り、此方を訪れて、〆鯖を頂かないなんて如何かしている。
肉厚の鯖は徐々に脂を蓄えて来ており、脂の甘味が強く、〆た酢の酸味が軽くて心地好い。
◎「小鰭」一六〇円
…続いて、忘れられずに確りと小鰭を握って呉れる。
つい先日迄、新子を頂いていた気がするが、疾うに其の時期が終わり、身も大きく成っている。
今回のは特に立派で、小鰭と言うより、鮗と呼んだ方が相応しい位に身が厚い。
確りとした食べ応えで、新子とは又違った味わいで、此れは此れで好きだ。
◎「寒ブリ」二三〇円
…ｉｄ１９０氏と訪れた先週は生憎無かった寒鰤が、今回は有るので頂いておく。
先々週は頂いているので、二週間振りの御無沙汰。
此の鰤は、京都府は舞鶴で揚がった物との事で、北陸産ではない様だ。
明らかに若鰤とは異なり、脂の載りが強く、分厚く切られているので、口から食み出そうな程。
◎「生北寄貝」二三〇円
…此れ又、冬の味覚である北寄貝が入荷している様なので、貝フェチとしては漏らさずに。
此方で貝は、常時置いてあるつぶ貝、帆立貝と、不定期で入る平貝、赤貝、海松貝、北寄貝を扱う。
普通、チェーンの寿司店では、茹でて赤くなった北寄貝を使用するが、生でないと駄目。
貝紐はコリコリ感が愉しめ、身はクニュッとしつつもコリッとし、磯の香りと芳醇な甘味が格別。
◎「まぐろ」二三〇円
…冬の味覚を続けた所で、今度は定番、寿司の華である鮪を発注。
此処二週連続で目撥鮪が続いていたが、今回は見た目で違うと分かる。
マスターに確かめはしなかったが、恐らくは本鮪だろう。
冷凍物を一切使用していないので、味の濃さ、奥行きが違うのも勿論だが、
中トロに近い部位を握って呉れたので、脂の載りも堪能出来、マスターの目利きに感服する。
◎「生サンマ」二三〇円
…今回は頂きたい物が多いので、発注を見送ろうと考えるも、もう時期も終わるので頂いておく。
秋刀魚は塩焼きも良いが、矢張り、生で頂けるのならば、刺身が良い。
今年は風評被害の事も鑑み、北海道産の物のみを仕入れ、今回の物は根室産と言う。
四キログラムで十八尾入りの大きい物で、脂の載りも良く、捌き立てなので此の上無く新鮮。
◎「やりいか」三二〇円
…先週に引き続き、槍烏賊と墨烏賊の両方が入荷しているので食べ比べてみる。
マスターが悪戯心を出し、両方同時に出して来る。
散々、此方で頂いているので、切り方で判別出来、右手で受け取った此れが槍烏賊。
少し薄目に切られた身は、軽いさっくりとした歯応えと、ネットリした甘味が特徴的。
◎「すみいか」三二〇円
…そして、同時に左手で受け取ったのが此の墨烏賊。
此方も切り方で分かり、槍烏賊よりも厚めに切られており、より強いさっくり感が愉しめる。
仕入れてから少し寝かせてから出すので、身が落ち着き、ネットリとした甘味が強い。
客の中には、此のネットリとしたのが嫌で、通常の「甲いか」しか食べない人も居るとか。
烏賊と異性の好みは千差万別だ…。
◎「すじ子」三二〇円
…名残惜しいが、そろそろ〆に取り掛からなくてはいけない時間のタイムが遣って来る。
愉しい時間と言うのは、瞬く間に過ぎ去ってしまうが、其の分、僕の胃袋も満たされている…。
トリの前は、御決まりのプリン体の爆薬庫こと、筋子を発注。
姫鱒の筋子と侮る勿れ、確りとしたプチプチ感は鮭の筋子にも負けず劣らずで、此の塩気が最高。
◎「煮穴子」三二〇円
…オーラスは、「なるほどザ・ワールド」なら恋人選びだが、此方では煮穴子だ。
今が穴子が一番旨い時期と言うが、此方では年中旨い気がする…。
口に入れた途端、否、事に依ると、口に入れる前から蕩けてしまいそうな位の柔らかさ。
煮ツメは濃厚で、ふわっふわ、ふっくらとした穴子と実に良く合い、筆舌に尽くし難い旨さ。
此の日は麦酒四杯を頂戴し、去り行く週末を悲しんでみる…。
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住所： 埼玉県さいたま市北区日進町2丁目1616-5
営業時間：11:30～14:30、17:00～21:30、定休日：水曜日
最寄り駅： 日進(埼玉県)
Yahoo!グルメでこの店舗のクチコミを見る
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※2011年6月13日時点の情報です。
ID:0000301944
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