◆「麺屋 六文銭」【宮原】
…昨日。
前日は「かしら屋」でしこたま肉を喰らい、酒を浴びる様に呑み、
〆にカレーを平らげて帰った御蔭で、二日酔い気味で頭痛が痛い…。
午前中は殆ど動く事が出来ず、大体を寝床で過ごすと言う、三連休の幕開け。
駄目な人間は、何を遣っても駄目なのだな…。
正午を廻り、二日酔いには、何か胃袋に入れないと駄目なので、
昼御飯を食べに、外に出ようと試みるが、此れと言うのが決まらない。
「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」が一番無難だが、グッと来ない。
第二候補は、先日移転したばかりの此方だが、余り乗り気ではないが、
まあ、話の種に、新店舗に訪店してみよう。
場所は、以前は居酒屋と言うか、場末の酒場と言った感じの店の居抜き。
引き戸が昭和臭ぷんぷんで、田舎の食堂の様な店内だ。
◎「エビス中ジョッキ」四九〇円
…券売機が故障と言うのは、店主氏のブログで知っていたが、未だ故障中とは。
券売機でメニュー釦を押すと、食券が出て来るので、其れを手渡す際、
現金で会計をすると言う、此れ又、昭和に逆戻りの様な感じだな…。
さて、二日酔いの向かい酒に、先ずは麦酒と洒落込もう。
土曜日の昼間っから、二日酔いの重たい頭に、プリン体の炭酸の刺激を与える。
肝臓が悲鳴を上げているが、呑まずに居られるかよ。
◎「特製もりそば(中)」八九〇円+「味付け玉子」一一〇円
…食事はと言うと、此方では「もりそば」一辺倒。
然し、移転を機に、随分と値上げされたな。
以前は八五〇円だったが、一気に四〇円の値上げ。
お気に入りだった、五〇円の「青森生にんにく」は一一〇円に成っている。
上等品なのは分かるが、一気に倍以上の値上げは痛い。
況してや、場所柄、此の価格設定は厳しいか…。
其れならばと、大蒜は止し、同じ価格の「味付け玉子」を付けてみる。
其の方が満足度が高いかなと思って。
麦酒を略呑み終える頃合いで、つけ麺が提供される。
見た目は移転前と変わらないが、先ずは三ヶ月振りに頂いてみよう。
麺を手繰り、つけ汁に浸して啜れば、ん!?一寸薄くなっただろうか。
僕の髪の毛じゃないよ!つけ汁の味がね。
何だろう、もう少し、ガツンと甘酸っぱさが来ていた気がするが、
まさか、其の辺りも経費削減されているのか…。
まあ、動物系と魚介系の出汁の感じは変わらず、良い味わいを醸し出している。
麺は、石臼挽きの全粒粉を使用した自家製麺。
太さが有り、もっちりとした腰と弾力は中々だが、水切りが甘く、
麺の皿の底に水が溜まってしまっており、此れではつけ汁が薄まってしまう。
具は刻み叉焼、萌やし、キャベツ、海苔、九条葱と、些かの寂寥感…。
味付け玉子の黄身はねっとりとして、濃厚さが感じられる。
後半は味が薄く感じられたので、麺を啜り、つけ汁を啜りを繰り返す。
個人的に青春の味なので、是非とも頑張って頂きたい。
味も人気もV字回復を願いたいが、頻繁には御邪魔出来ないかしら…。