続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …水曜日。
  三連休と言えど、ゴロゴロする事しか考えていないので、兎に角、
  何もせず、馬鹿汁を垂らす勢いでヴォーっとしたい欲求しか無い。
  自動車なら未だ良いが、電車に乗って出掛けると言うのが億劫で、
  事前に決まっている予定は兎も角、ふらっと出掛けるのは相当な勇気が要る。
  如何してこんなに面倒臭がり、億劫、容易じゃなく成ってしまったのか…。
  さて、話は遡って一昨日。
  今週も、週に一度の御愉しみの此方へ、意気揚々と出掛ける。
  十四時の六分前に到着すれば、一〇人の待ちで、心の中で舌打ちする。
  ゆとり世代が多く、中にはアベックも居り、回転率悪化が容易に予想出来る。
  此方はラーメンを頂く所であって、ペッティングをする所ではない!
  そうこうしていると、背後にも木っ端アベックが付き、胸糞悪さしかしない。
  程無くして、店内の調理担当氏から、外待ちの客に麺の量の聞き取りが入る。
  「小で」と答え、背後霊の木っ端アベックも「小」と返している。
  早々に調理が開始され、相変わらず手際が良い。
  五分強で店内に入り、券売機で食券を購入するが、背後の木っ端アベックは、
  「小」と宣言したにも拘らず、其の場から逃亡すると言う有り得ない行動。
  既に調理が始まっているのに、だ。
  丸で、募金をすると電話をして置き乍ら、振り込まずにしらばっくれるかの様。
  幾ら食券購入前とは言え、食べる意思を表明し、調理を始めているのに、
  何の断りも無しに居なくなると言うのは、狂気の沙汰としか思えない。
  きっと、祖先に彼方の血が入っているのだろうな…。
  さて、馬鹿には関わらず、蓮華を取り、冷水を汲み、ヂッと待ち、
  店着から一〇分程でヨッコイショーイチし、食券を提示する。
  助手氏から麺の硬さを訊かれ、「普通で」と御願いする。
  其れから五分足らずで無料の乗せ物を訊かれ、「脂で」と告げる。
  熟練のマスクの店員氏とは違い、未だ認知されない様だ。
  そして、丼を受け取り、手元へと下ろし、一週間振りの御対面。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  安定の味わいで、表面には油層が構築され、こってりとしているが、
  醤油ダレの味わいも確りと主張しており、甘塩っぱさが何とも心地好い。
  微乳化程度の円やかでコクの有る味わいに、十分に満たされる。
  高名なラーメンヲタクや美食家の方々は、薄っぺらい味だと文句を宣うが、
  だったら来なきゃ良いだけで、一々、吹聴する必要は無いだろうに。
  何様なのか、殿様気分なのか…。
  続いては、味付け脂を御数にして、野菜を頬張る。
  ぷるんぷるんの脂塊は膠原質たっぷりで、甘味が有り、醤油ダレも染みている。
  野菜のさっぱり感を味付け脂が補完し、味付け脂のこってり感を野菜が中和。
  さて、麺を引っ張り上げ、濛々と湯気を立ち上らせる。
  啜ると、ぬるっとした滑りが心地好く、歯を押し当てれば、粉の風味が薫り、
  風味が鼻腔を駆け抜け、硬めで発注せずとも、モキモキとした食感が秀逸。
  豚はと言うと、他の客のを見た時、脂身が入り、今日は当たりを確信したが、
  僕のは見た感じ、如何見てもパサつき気味だろうとがっかりする。
  然し、実際に齧ってみれば、赤身はしっとりとして、硬さは丸で無い。
  脂身も程好く付着し、端っこの部位はぷるぷるで軟らかくて秀逸。
  実食してみないと分からないな。
  今週も満足して食べ終え、又来週迄左様なら…。