続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …昨日。
  今週こそは、平穏無事に、何事も無く、過ぎ去る事だけを願っている。
  まあ、今週に限らず、毎週祈っているのだが…。
  如何せん、ストレス耐性が著しく低く、心の臓が弱いので、些細な事で動揺し、
  心の中では慌てふためくも冷静を装い、動悸を隠しつつ苦悶する毎日。
  嗚呼、矢張り、生きる事に不向きだと、熟、思う。
  さて、話は遡って昨日。
  先月末に胸焼けから始まった消化器系の不調も、万全とは言わない迄も、
  ちったぁ、増しな状態へと回復したので、脂を増しに、此方で給油する。
  十四時の数分前に到着すれば、店外に待ちは無く、店内に五人の待ち。
  と言う訳で、直ぐに店内に入り、券売機で何時も通りに食券を購入する。
  店内で六人で待っていると、後続客が無理矢理入って来て、食券を買おうとする。
  店内待ちは六人と言う規則を知らないのか、ぎゅうぎゅうと圧を掛けられて困る。
  規則を守らない人間と言うのは迷惑千万だ…。
  厨房内は、八月末からの毎度の組み合わせで、すっかり安定感が有る。
  途中、調理担当氏からの麺硬めの挙手を擦り抜け、冷水を汲み、蓮華を取り、
  一〇分弱、ヂッと堪え、前の木っ端アベックを疎ましく思いつつ待つ。
  客の回転が悪いのか、将又、調理の手際が良過ぎるのか、出来上がっていても、
  席が空かないので提供出来ないと言う、無駄な時間が発生してしまう。
  食券の改札を受け、程無くして、立った儘、無料の乗せ物を訊かれる。
  「脂で」と御願いし、一分程で席が空き、ヨッコイショーイチする前に、
  丼を差し出され、引き換えに食券を手渡すと言う、史上初の出来事。
  丼を手元に下ろし、やっと、ヨッコイショーイチ。
  着席と同時に頂けるのは嬉しい反面、回転が悪いと、店員氏は大迷惑だ…。
  さて、さっさと頂いて、席を明け渡すべく、先ずは蓮華を手に取り、
  プースーから啜れば、一〇月三日以来、三週間振りの御無沙汰なので、
  一口目の旨さたるや、五臓六腑に染み渡り、旨味が末梢迄、行き渡るかの様だ。
  表面には程好く油層が構築されており、蓮華で中程から混ぜる様にして啜れば、
  円やかでコクの有り、微乳化の味わいで、醤油ダレの切れも感じられる。
  言ってみれば、今回も安定の平常運行で心丈夫だ。
  お次は、味付け脂を御数代わりに、野菜の山を頂く。
  味付け脂は味が良く染み込み、脂の甘味も有り、量は多くないが絶妙。
  今度は「脂増し増しで」と御願いしようかと、真剣に検討したい。
  野菜のさっぱり感を味付け脂が補完し、味付け脂のこってり感を野菜が中和し、
  此の食べ方、組み合わせは頗る宜しい。
  続いて、麺を引っ張り上げれば、出来上がってから一分弱放置されたとは雖も、
  濛々と湯気が立ち上る程に熱熱で、此れを啜れば、表面の滑りが心地好い。
  歯を押し当てて噛み千切れば、モキモキとした歯応えで、やや硬めの仕上がり。
  調理担当氏が替わってから、此の茹で加減で、硬めで発注せずとも十分だ。
  時間を計っている訳ではないのに、常時、此の硬さで提供出来るのは凄いな。
  豚は、確りとした噛み応えで、赤身の部位が殆ど。
  端っこの部位も有り、味が染みて濃い味だが、脂身の部位も欲しい所。
  三週間振りの味を堪能し、後続に席を譲る硝子の中年…。