続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …金曜日。
  今週は色々と振り回され、自分が遣らかした訳ではないが、
  各所に頭を下げたり、御願いをしたり、久し振りに仕事中に吐瀉しそうになる…。
  本当、こう言う事は勘弁早漏、もとい、勘弁候。
  心穏やかに、健やかに暮らしたいものだが、神様は僕にそうさせたくはない様だ。
  生来、神様には嫌われているのは薄々気付いていたが、不運に恵まれ易い人生、
  矢張り、逆子で其の儘、享年零歳で荼毘に付されていた方が得策だった様だ…。
  さて、話は遡って昨日。
  週半ばの吐きそうな状態からは少し脱し、翌日からは休日に逃げ込めると言う、
  些かばかりの華金気分で、昼御飯は心躍る様な物を頂きたい。
  「なか卯」の「和風牛丼」を押し込むのが精々だったので…。
  「塩そば専門店 桑ばら」の「裏そば」は「柚子香る魚介雲呑平打ち塩そば」。
  一一〇〇円と言う金額は今の僕には高嶺のフラワーなので、泣く泣く断念。
  金をばら撒いて喜んでいる千葉の服屋の社長でもないと無理だ…。
  何時もより一時間早く、十三時過ぎに出たので、流石に此方は無理かなと、
  玉砕覚悟で向かえば、先客一〇名と、此方の回転の良さを考えれば御の字。
  外で十三分待って漸く入店し、何時も通りの食券を購入し、暫し待機。
  麺硬めの挙手を擦り抜け、冷水を汲み、蓮華を取り、更に三分ヂッと待つ。
  やっと席が空き、食券を提示し、ヨッコイショーイチ。
  厨房内は先週同様、何時もの調理担当氏と、今年に入ってから変わった助手氏。
  暫くは此の体制で行くのだろう。
  三分程で無料の乗せ物を訊かれ、「脂で」と御願いする。
  丼を受け取り、手元へと下ろせば、おっ、豚が何だか良さ気だぞ。
  逸る気持ちを抑えつつ、先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  先週に続き、僅かに乳化がやや進んだ様な色味で、白濁している感じだ。
  円やかで角の取れた味わいに打ちのめされるが、醤油ダレの切れの良さも、
  身体に悪そうな化学調味料の悪魔的な味覚も、ヴィンヴィンと伝わって来る。
  此れを立派な中毒と言うのだろうな…。
  続いては、味付け脂を御数代わりにして野菜を頬張ろう。
  先週よりは若干量が有り、小さく箸で千切り乍ら、茹で野菜にかって食べる。
  野菜のさっぱり感を味付け脂が補完し、味付け脂のこってり感を野菜が中和し、
  此れを定期的に頂けるのも、あと数回か…。
  さて、お次は麺を引っ張り上げる様に手繰って啜ろう。
  濛々と湯気と共に粉の香りが立ち上り、此れを啜れば、ヌルっとした、
  卑猥で淫靡な口当たりに、思わず、池袋北口の桃色繁華街に思いを馳せる。
  滑りが唇を擦り抜けた後は、確りとした腰と弾力を歯で愉しんでからどっくむ。
  豚、此れが実にそそられる。
  一番左は赤身の部位で、適度な噛み応えと、漬け込まれた醤油ダレの味わいが、
  実に素晴らしく、何時迄も噛み締めて居たい程、旨味が染み出して来る。
  右の二切れは端っこの部位で、肉肉しく、無骨な感じだが、御得感が有る。
  赤身と脂身の両方が味わえ、此れは宜しいわぃ。
  真ん中の二切れは略、全てが膠原質のヴルンとした食感で、ねっとりと、
  そして、寺島志保嬢の皮下脂肪の様で、僕は堪らなく好きだ…。
  今週も存分に堪能し、残り三回程度の訪店を夢見て退店。