続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …水曜日。
  土曜日から五連休で、今日、日曜日で二日目だが、既にサザエさん症候群…。
  朝から吐き気や嘔吐きが止まらず、腰の痛みも相俟って、絶望感しか無い。
  変に休まない方が、平常運転出来ると言うのも有るのだろうな。
  連休明けの電子的書簡の数の多さに、卒倒するのが目に見えているし…。
  さて、話は遡って水曜日。
  何の許可も無く、颱風さんが来襲との事で、此の日は風雨が強い。
  こんな悪天候ならば空いているだろう、気温が低ければ食べ易いだろうと、
  毎度の此方に、十四時の九分前に御邪魔すれば、案の定、先客は三人のみ。
  実は、此の前日の火曜日、比較的気温が穏やかだったので御邪魔するも、
  十四、五人の大行列に、何奴も此奴も考える事は同じで馬鹿ばかりだなと、
  自分の事を棚に上げて諦めざるを得なかったので、翌日に敵討ち。
  店内に入り、何時も通りの食券を購入し、麺の大盛り、つけ麺の挙手を擦り抜け、
  冷水を汲み、蓮華を取り、四分程でヨッコイショーイチ。
  厨房内は言わずもがな、何時もの組み合わせで、安心感が有り、頼もしい。
  出来上がりをヂッと待つが、勿論、無料の乗せ物は訊かれない。
  熟練のマスクの店員氏が、「ブー、脂増し増し」と、調理担当氏に伝達。
  そして、目の前にドンと丼が置かれ、此れを慎重に手元へと下ろす。
  おおっ、此れは、何てロイクーなんだ。
  今回の味付け脂は、史上最黒ではないだろうか。
  最早、松崎しげる色を通り越して、ワイナイナ色と言って良いだろう。
  逸る気持ちを抑えつつ、先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  表面には油層が構築され、こってり感が強く、味付け脂の周辺は味が濃い。
  丼の中程を掬えば、何時も通り、微乳化の程好い円やかさと、
  醤油ダレの切れが混ざり合い、個人的には安定感の有る味わい。
  味付け脂が確りと漬け込まれている為か、醤油ダレの旨味が強めに感じられる。
  さて、今度は其の味付け脂を御数代わりに、野菜と一緒に頬張ろう。
  野菜のさっぱり感を味付け脂が補完し、味付け脂のこってり感を野菜が中和する、
  此の食べ方が実に好きで、大振りのゴロンとした、膠原質たっぷりの味付け脂は、
  濃い味で且つ、ぷるんとして甘味も有り、此れは御飯にぶっ掛けても間違い無い。
  続いては、麺を引っ張り上げれば、濛々と湯気が立ち上る。
  何時も通りの普通の茹で加減だが、噛むとモッチモチで、音がしそうな程。
  ぬるっとした滑りが何とも卑猥で、粉の風味も確りと感じられる自家製麺
  唇と舌と歯で感じる、官能的な麺の旨さに、心の底から愉悦する。
  豚はと言うと、此処最近はやや脂身が多目で、前回は特に、ヴヨヴヨした、
  寺島志保嬢の腹肉の様な食感だったが、今回は赤身の部位はさっくりと千切れ、
  其の端っこに脂身がきちんと付着している物で、薄切りだが中々だ。
  此方も安定した出来栄えだ。
  汗だくで食べ終え、「毎度!」と言う声に押し出される様に退店。
  次週は如何成りますやら…。