疫病蔓延直前の二〇二〇年一月二十五日の「Vol.2」以来、何とか切符が取れ、
四年二ヶ月振りの此の企画を鑑賞しに、コレド室町の上階、日本橋三井ホールへ。
六九〇席の場内は僕も含め、全員昭和生まれの決して若くはない世代ばかり。
加齢臭や線香、防虫剤や入れ歯安定剤の臭いが充満し、町場で開催されている健康器具の
催眠商法の体験会の様な状況だが、其れが良い、其れで良いのだ。
◉「鈴木 茂☆大滝詠一を唄う!!Vol.8 A LONG VACATION &
Best of EACH TIME」@日本橋三井ホール(三月二十三日)
4.Pap-pi-doo-bi-doo-ba物語(大滝詠一)/田中拡邦
6.雨のウェンズデイ(大滝詠一)/鈴木 茂
7.スピーチ・バルーン(大滝詠一)/笹倉慎介
8.恋するカレン(大滝詠一)/鈴木 茂
13.ガラス壜の中の船(大滝詠一)/笹倉慎介
18.A面で恋をして(ナイアガラ・トライアングル)/田中拡邦、鈴木 茂、鈴木雄大
20.ペパーミント・ブルー(大滝詠一)/ヴォーカルトラック:大滝詠一
21.12月の雨の日(はっぴいえんど)/鈴木 茂
22.花いちもんめ(はっぴいえんど)/鈴木 茂
23:砂の女(鈴木 茂)/鈴木 茂
EC.幸せな結末(大滝詠一)/笹倉慎介
Vo、EGt、Cho:鈴木 茂
Vo、EGt、AGt、Cho:鈴木雄大
Vo、EGt、AGt、Cho:田中拡邦
Vo、EGt、AGt、Cho:笹倉慎介
B:"ミッチ”長岡道夫
Drs:上原"ユカリ”裕
Key:エルトン永田
Key、Per、Cho:外崎銀河
アルバム『A LONG VACATION』一枚丸々は嬉しい。
此の世で一番好きな曲、「君は天然色」から幕開け。
あのイントロを聴いただけで尿漏れしそう…。
入れ代わり立ち代わりでヴォーカルを執るのも見物だが、此の日の目玉は矢張り、
師匠のヴォーカルトラックに合わせての演奏。
中々合わせるのが難しいが、師匠の歌声を大音量で聴けるのは最高に心地好い。
次回も有るとの事なので、切符が当たるのを祈ろう。