続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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七月下席池袋演芸場(七月二十六日)

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一ヶ月半振りに寄席へ出掛けようと、会社の方をお誘いして池袋へ。
今席の目玉は、此処二年連続して個人的に年間MVPを授与している三遊亭白鳥師。
師を観るのは四ヶ月振りで、其の壊れっぷりに期待を寄せた。
そして、更に今席の目玉は、羅府五輪で金メダルを獲得した森末慎二氏と、
欽ドン」の「ヨシ夫」こと、山口良一氏が交代で高座に上がると言う。
然し乍ら、混雑を覚悟して出掛けるも、意外にも空いていた。
開演一時間前に到着すると、我々が一番乗りの状態。
此の暑さで、流石の落語人気も落ち着きを見せたのか…。

●七月下席池袋演芸場(七月二十六日)
(昼の部)
 初音家左吉:「饅頭怖い」
 三遊亭金也:「蛇含草」
 天乃家白馬:「お菊の皿
 すず風にゃん子・金魚:漫才
 初音家左橋:「稽古屋」
 三遊亭白鳥:「ナースコール」
 ―仲入り―
 林家種平:「お忘れ物承り所」
 森末慎二:「親の顔が見たい」
 柳家小菊:俗曲
 金原亭世之介:「死神」

流石、白鳥師には毎回爆笑させられる。
今回の「ナースコール」は初めて聴く。
頭の悪い太った看護婦「みどり」が、糖尿病患者に大福を喰わせたり、騒動を巻き起こす噺。
其処此処に散りばめられた小根多が、笑いのツボを突いて来る。
「和民」の麦酒の件は明らかに放送禁止…。
森末慎二氏は「親の顔が見たい」。
其れなりに稽古をしていると見えて、其処等の前座さんよりも巧い。
最近、風間杜夫南原清隆等の芸能人が落語を演じるのが流行なのだろうか。
トリは世之介師がみっちりと「死神」を。
現代風の擽りも入れつつ好演するが、個人的には柳家喜多八師の「死神」が、
生で聴いて、重々しくてサゲでゾッとさせられる位だった印象が強いので、少々の軽さが感じられた。