…十九時半に清水での仕事を終え、清水駅前の宿に転がり込む。
嗚呼、貧乏時の出張は何の面白味も無くてつまらない…。
部屋でコンヴィニエンスストアの弁当と言うのも味気無いので、
此処は大奮発して、富裕層しか入れない此方の高級店で晩御飯を済ます…。
嗚呼、貧乏時の出張は何の面白味も無くてつまらない…。
部屋でコンヴィニエンスストアの弁当と言うのも味気無いので、
此処は大奮発して、富裕層しか入れない此方の高級店で晩御飯を済ます…。
◎「生ビール(中)」四〇〇円
…金は無いが、折角の旅の空、呑みたくなるのが呑ん兵衛というもの。
良し、此の際だ、呑んでしまおう!
てっきり、缶の「キリンラガービール」しか置いてないと思いきや、
「生麦酒も有りますが…」と薦められ、願ったり叶ったりとばかりに御願いする。
摘みに生野菜を頼む様な真似は、兎ではないのでしない…。
…金は無いが、折角の旅の空、呑みたくなるのが呑ん兵衛というもの。
良し、此の際だ、呑んでしまおう!
てっきり、缶の「キリンラガービール」しか置いてないと思いきや、
「生麦酒も有りますが…」と薦められ、願ったり叶ったりとばかりに御願いする。
摘みに生野菜を頼む様な真似は、兎ではないのでしない…。
◎「あさりカレー」六三〇円+「チーズ」一八〇円
…さて、カレーは如何しようかとメニューを眺める。
僕の大好きな「牛もつカレー」は、昨年、一時期復活したが、今はメニューから姿を消している…。
ん~、弱った。
ふと、もう一種類のメニューを見遣ると、期間限定のメニューが記されている。
おっ、有った!
其の昔、春の度に頂いていた浅蜊カレーが。
貝フェチは避けて通れない…。
そして、此方のカレーに絶対加えないと嫌なのがチーズ。
此方でチーズを加えずにカレーを頂いた事など無い!
此れ又、チーズフェチだから仕方無い。
辛さは普通で、御飯の量も我慢して普通で発注する…。
卓上の福神漬を此れでもかとばかりに大量に盛ってから掻っ込む。
茹でた浅蜊は何とも春らしい味わいで、キュッと言う食感で、貝特有の甘味がフワッと拡がる。
又、一方で、腸の部位のほろ苦い感じが良い。
此れにチーズのトロ~っとした円やかな味が加わり、丸味を帯びた味へと変化する。
糸を引き乍ら匙で掬って頂くのが良い。
此方のカレーは何時頂いても旨い!
普通に旨い!
別段、凝っていなくても良いのだ。
何時も変わらぬ、外れの無い旨さが有れば…。