…昨日。
十五時二〇分、たんちょう釧路空港発、東京国際空港行き、日本航空一一四六便に搭乗。
晴天の釧路を飛び立つが、機長アナウンスではジェット気流が強いとの事で、
通常より低目の六七〇〇メートルの高度を選択して飛行すると言う…。
窓際の席を確保出来た為、雲海の上を飛んでいる様子が良く見える。
着陸態勢に入る際、天候の関係で揺れる虞が有ると言うアナウンスが入った刹那、
ガタガタと、丸で、恐怖で震える僕の様に機体も揺れ始める…。
口は渇き、顔面は蒼白、掌は汗でビッショリ、瞳孔は開き掛けている…。
東京は折りしも結構な雨。
分厚い雲を劈いて降下するのだから、其りゃ、揺れるわな…。
窓の外から「海ほたる」が見え、何とは無しに安堵してみる。
ドスンと巨体を地面に接地させると、窓には雨の糸が横滑りしている。
大きな荷物を転がし、東京モノレール、山手線、宇都宮線、川越線を乗り継ぐ。
駅を出、独り打ち上げは此方でと決めていた…。
十五時二〇分、たんちょう釧路空港発、東京国際空港行き、日本航空一一四六便に搭乗。
晴天の釧路を飛び立つが、機長アナウンスではジェット気流が強いとの事で、
通常より低目の六七〇〇メートルの高度を選択して飛行すると言う…。
窓際の席を確保出来た為、雲海の上を飛んでいる様子が良く見える。
着陸態勢に入る際、天候の関係で揺れる虞が有ると言うアナウンスが入った刹那、
ガタガタと、丸で、恐怖で震える僕の様に機体も揺れ始める…。
口は渇き、顔面は蒼白、掌は汗でビッショリ、瞳孔は開き掛けている…。
東京は折りしも結構な雨。
分厚い雲を劈いて降下するのだから、其りゃ、揺れるわな…。
窓の外から「海ほたる」が見え、何とは無しに安堵してみる。
ドスンと巨体を地面に接地させると、窓には雨の糸が横滑りしている。
大きな荷物を転がし、東京モノレール、山手線、宇都宮線、川越線を乗り継ぐ。
駅を出、独り打ち上げは此方でと決めていた…。
◎「生ビール(中)」五八〇円
…店内に入るとマスターが、「あれ?今日だっけ?」と帰って来た僕を迎えて呉れる。
何時ものカウンターの端の席に陣取り、ママさんが運んで来る麦酒を先ずは呑み干す。
嗚呼、草臥れた…、精神的に…。
然し何だ、矢張り、通い慣れた店が一番だな…。
ママさんに北海道土産を手渡し、改めて、北海道に行った事を実感してみる。
因みに此方への土産は「花畑牧場」の生キャラメル二種…。
…店内に入るとマスターが、「あれ?今日だっけ?」と帰って来た僕を迎えて呉れる。
何時ものカウンターの端の席に陣取り、ママさんが運んで来る麦酒を先ずは呑み干す。
嗚呼、草臥れた…、精神的に…。
然し何だ、矢張り、通い慣れた店が一番だな…。
ママさんに北海道土産を手渡し、改めて、北海道に行った事を実感してみる。
因みに此方への土産は「花畑牧場」の生キャラメル二種…。
◎「カツオ」五一〇円
…此処最近はマスターが御任せで摘みを出して呉れる。
前回同様、「明日、仕事?」と訊かれ、休みである事を告げると、大蒜の効いた物が。
胡瓜の千切り、大根のつまの上に鰹の刺身を載せ、卸大蒜、紫蘇、玉葱を塗し、
ポン酢をドブンドブンを掛けて頂く、鰹の叩き風の物。
鰹はさっぱり目乍らも特有のネットリとした味わいが感じられる。
胡瓜や大根のつまもすっかりポン酢塗れになっているので、野菜嫌いの僕でも平気。
大蒜の風味が何だか懐かしく、落ち着いてしまう…。
◎「〆さば」二三〇円
…今週も小鰭の入荷が無く、新子ももう少し待たないと其れなりの大きさではないと言う。
と言う事で、繰り上げて〆鯖から頂戴する。
隣の客とマスターの会話から、根室産の物であると推察する。
しっとりとした口当たりが心地好く、適度な酸味が感じられる。
しっかりとした丁寧な仕事振りが窺える逸品。
◎「鰯」一六〇円
…今回の鰯は、マスター曰く、「此れが一六〇円なら、食べないと損だよ」と言う。
実際に頂いてみると、身は白味を帯び、見るからに箆棒に脂が載っている事が分かる。
口に入れると案の定、トロ~ンとした舌触りで、脂の載りは最高。
然し、全く以ってくどくなく、青魚の旨さを堪能出来る。
◎「鰺」二三〇円
…更に光物を続けよう。
肉厚の鰺は、口の中でプリプリと躍る様な弾力を持っている。
脂の載りこそ控え目だが、旨味は十分、ぎっしりと詰まっている。
此れぞ、大衆魚の王様だ…。
◎「生さんま」三二〇円
…釧路でも秋刀魚を食べ、釧路から帰って来た男が、埼玉で釧路産の秋刀魚を喰らう。
と言う事で、釧路で秋刀魚の刺身を一切れ、秋刀魚の生姜煮、ピリ辛焼きを頂いたが、
新秋刀魚の時期と成れば、刺身が一番旨い。
ピカピカと光り輝き、新鮮である事が窺える。
トロッと脂の載りを舌先で感じ、秋刀魚の風味が鼻から抜けて行く…。
◎「やりいか」三二〇円
…此処最近、すっかり定番化した槍烏賊を。
メニュー上は「やりいか」としてあるが、実際には達磨烏賊と言う種類らしい。
サックリとした歯触りで柔らかく、口の中は其の甘さに支配される。
ネットリと芳醇な上品な甘さが実に旨い。
◎「子持しゃこ」三二〇円
…「やりいか」とセットで発注する事が多いが、別に他意は無い。
甲殻類のプリン体の旨さに最近、目覚めつつある…。
ブリブリとした食感と、プチプチと弾ける魚卵が、濃厚な煮ツメと混ざり合う。
脇役的だが、旨さは十分に主役級だ。
◎「いくら醤油漬」三二〇円
…此方も釧路名産のイクラを、釧路帰りに頂いておく。
プチプチと弾け、醤油の味わいが何とも絶妙。
酢飯と海苔と一緒に解れて行く感じが堪らなく良い。
プリン体は裏切らないな…。
◎「煮穴子」三二〇円
…豪い久し振りに、此方の名物である煮穴子を頂いてみる。
まあ、打ち上げだから…。
相変わらず、ふっくらと柔らかく、口に入れるとふわふわと溶けて無くなる。
濃厚な煮ツメの甘さとの相性も抜群で、愛されている所以が理解出来る。
此の日は麦酒を四杯頂き、重たい荷物を雨上がりの中を転がして帰り、
風呂に入る気力も無く、二十三時には布団と同化する…。
風呂に入る気力も無く、二十三時には布団と同化する…。
※2009年7月24日時点の情報です。
ID:0000301944
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