続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「CAFE and DINING keitaroh」【桜井】

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◆「CAFE and DINING keitaroh」【桜井】


 ◎「チキンモモステーキ定食」六五〇円

 …岐阜、加古川草津を廻る五泊六日の出張も最終日。
  移動疲れで身体は其れこそ襤褸襤褸で、朝は目覚めても暫く動けない程。
  六連勤の上に、身知らぬ土地での仕事と成れば、自然と疲労が蓄積される様だ…。
  今朝も宿の無料の朝御飯が有ったので、ワッサン五個、カレーパン一個、茹で玉子四個を平らげ、
  京都駅から近畿日本鉄道に乗り、一時間以上掛かって奈良県は桜井へと降り立つ。
  仕事の進捗も良く、帰りの心配も有る為、途中の昼御飯は挟まずにぶっ通しで仕事を熟し、
  十五時前に遅めの昼御飯に漸く有り付く。
  桜井駅前に「定食」と言う幟を見付け、店頭に掲げられた定食類の写真に惹かれ、三人で飛び込む。
  隣りには「鶏太郎」と言う肉屋が在り、其処に併設された食事処と言った雰囲気で、
  肉屋で仕入れた肉を使った食事を提供しようと言う魂胆らしい。
  店に入ると、行き成り、レジスターで先に発注と支払いを済ませる様に促される。
  「keitaroh(鶏太郎)」と言う位なので、鶏肉が良かろうと、
  「チキンカツ定食」と迷った挙句、「モモステーキ」と言う、少し卑猥な響きに遣られてしまう…。
  六五〇円と言う、価格も非常に良心的で、流石、経営が肉屋だけの事は有る。
  渇き切った喉を水で潤していると、予想よりも早く運ばれて来る。
  照り焼きのテレレがぶっ掛けられた、濃い茶褐色をしている。
  大概、旨い物は茶色をしていると相場が決まっている。
  予め切られている腿ステーキをガブリと齧ると、照り焼きの甘辛いタレがベットリと、
  唇をリップクリームの様に覆い、濃厚な甘辛い味わいが感じられる。
  照り焼きハンバーグや、此の手の物を頂かなくなってから久しいが、偶には良いものだ。
  鶏肉は、流石に仕入れに自信が有ると見え、プリッとした弾力の有る、
  密度の濃い物で、口の中で躍る様な食感で、炭火焼き風の香ばしさが口中を支配する。
  分厚く、食べ応えは言う迄も無く満点で、此の価格ならば上出来過ぎる。
  然も、御飯の御替わりが自由と来た日にゃ、奥さん、もう大変なのは御分かり頂けよう…。
  付け合わせはポテトサラダ、ナポリタン、葉っぱ。
  小鉢で、高野豆腐、御香香、そして味噌汁が付く。
  此れは穴場的な存在の店だ。
  異様に客の平均年齢が高く、店内の空気が茶色に澱み、加齢臭が漂っていたが、
  其れだけ、地元の老人に愛されている数少ない店なのだろう…。

  因みに、其の他のメニューは…、
  ・「焼肉定食」七五〇円
  ・「豚しょうが焼定食」六五〇円
  ・「エビフライ定食」七〇〇円
  ・「ローストンカツ定食」七〇〇円
  ・「チキンハンバーグ定食」六五〇円
  ・「チキンカツ定食」六〇〇円
  ・「唐揚げ定食」六〇〇円
  ・「和定食(シャケ、サバ)」六五〇円
  ・「カレーライス」五〇〇円
    トッピング「トンカツ」二〇〇円、「エビフライ(2尾)」一五〇円
  ・「オムライス」六〇〇円
  ・「エビピラフ」五〇〇円
  ・「イタリアンスパゲティー」六〇〇円
  ・「ミートスパゲティー」六〇〇円
  ・「和風スパゲティー」六〇〇円
  ・「たらこスパゲティー」六五〇円