◆「おいしい定食の店 楽々亭」【日立】
◎「刺身盛合せ定食」九五〇円
…今日のぶらり日帰り仕事の旅は、先ずは北茨城へ向かう。
上野駅発九時丁度の「スーパーひたち」十一号に乗車し、磯原駅を目指す…。
北茨城での仕事を十三時に終え、次なる日立へと移動をし、十四時に到着。
流石に空腹を感じ、其の昔、日立を担当していた時分に何度か訪れた事の有る、
駅前に立地する、老夫婦が営む年季の入った定食屋を思い出し、数年振りに訪店してみる。
木戸を開けて入ると、細長い造りで、客は誰も居らず、カウンター奥で店主が新聞を読んでいる。
「未だ大丈夫ですか?」と確認をしてから狭い席に尻を捻じ込む様にして座る。
すると、先程迄面倒臭そうにしていた店主が急に元気に成り、本日の御薦めメニューを、
押し売りするかの様な掛け声で読み上げて薦めて来る。
壁に貼られたメニューの内、赤字で値段が書かれている物は、昼の合間だけ値段を下げていると言う。
レバニラ炒め、鶏の唐揚げ、カツ丼、牛丼、ラーメン、饂飩、蕎麦と、一通りの物が揃っており、
折角なので、其の「本日の日替り大サービス」と記されているメニューの中から、
通常は一四〇〇円と言う「刺身盛合せ定食」が九五〇円と言うので、其れを発注してみる。
一四〇〇円の刺身定食と聞けば、相当な物が出て来るであろうと、嫌でも期待してしまう…。
同僚の方と仕事の話をしていると、一〇分強で漸く配膳される。
さあ、肝心の刺身の中身はと言うと…。
一瞬、固まりそうに成ったが、一生懸命に自分を奮い立たせ、現実に向き合う。
鮪三切れ、鮭二切れ、烏賊、鮪の剥き身以上。
えっ…。
日立と言う、海に面した土地に来たのだからと頼んでみたものの、海無し県でも似た様な物は、
幾らでも頂けるのではないか、況してや、一四〇〇円は疎か、九五〇円もしなかろう…。
まあ、今更引き下がれないので、此れで胃袋を満たす事に専念する。
烏賊は七~八ミリメートル幅に切られており、噛み切れないと言う事は無いが、
至って普通の、何の変哲も無い烏賊の刺身に、或る意味、安心めいた物を感じる。
鮭は脂の載りが執拗過ぎると言う事も無く、味もくどくなく、食べ易いのが助かる。
脂が強過ぎて、橙色の脂の塊を口に入れていると言う感じの物も有るので…。
鮪は赤身の部位でさっぱりしており、ネットリとした赤身特有の味わいが感じられる。
見た目は一瞬、鰹かと言う色合いに戸惑ってみる…。
鮪の剥き身は、其の名の通り、鮪の身を剥いた物の味。
そして許せないのが、刺身の下に敷かれているのが、つまではなく、千切りキャベツ。
数年前に訪れた際にも同じ疑問、憤りを感じたが、其の時の事はすっかり失念していた。
出された物を残すのは本意ではないので、項垂れつつもキャベツをバリバリ頂く。
幾ら、老夫婦が営んでいる店とは言え、余りにぶっ飛び過ぎでは…とたじろいでみる。
定食には他に、御香香、冷奴、味噌汁、御飯が付く。
普通に、カツ丼とラーメンが一緒に成った「カツ丼セット」を頂いた方が、
胃袋は何の蟠りも持たずに満腹に成ったかも知れない。
然し、飽く迄も、別に悪いと非難している訳ではなく、僕の感性に合致しなかっただけの事…。
上野駅発九時丁度の「スーパーひたち」十一号に乗車し、磯原駅を目指す…。
北茨城での仕事を十三時に終え、次なる日立へと移動をし、十四時に到着。
流石に空腹を感じ、其の昔、日立を担当していた時分に何度か訪れた事の有る、
駅前に立地する、老夫婦が営む年季の入った定食屋を思い出し、数年振りに訪店してみる。
木戸を開けて入ると、細長い造りで、客は誰も居らず、カウンター奥で店主が新聞を読んでいる。
「未だ大丈夫ですか?」と確認をしてから狭い席に尻を捻じ込む様にして座る。
すると、先程迄面倒臭そうにしていた店主が急に元気に成り、本日の御薦めメニューを、
押し売りするかの様な掛け声で読み上げて薦めて来る。
壁に貼られたメニューの内、赤字で値段が書かれている物は、昼の合間だけ値段を下げていると言う。
レバニラ炒め、鶏の唐揚げ、カツ丼、牛丼、ラーメン、饂飩、蕎麦と、一通りの物が揃っており、
折角なので、其の「本日の日替り大サービス」と記されているメニューの中から、
通常は一四〇〇円と言う「刺身盛合せ定食」が九五〇円と言うので、其れを発注してみる。
一四〇〇円の刺身定食と聞けば、相当な物が出て来るであろうと、嫌でも期待してしまう…。
同僚の方と仕事の話をしていると、一〇分強で漸く配膳される。
さあ、肝心の刺身の中身はと言うと…。
一瞬、固まりそうに成ったが、一生懸命に自分を奮い立たせ、現実に向き合う。
鮪三切れ、鮭二切れ、烏賊、鮪の剥き身以上。
えっ…。
日立と言う、海に面した土地に来たのだからと頼んでみたものの、海無し県でも似た様な物は、
幾らでも頂けるのではないか、況してや、一四〇〇円は疎か、九五〇円もしなかろう…。
まあ、今更引き下がれないので、此れで胃袋を満たす事に専念する。
烏賊は七~八ミリメートル幅に切られており、噛み切れないと言う事は無いが、
至って普通の、何の変哲も無い烏賊の刺身に、或る意味、安心めいた物を感じる。
鮭は脂の載りが執拗過ぎると言う事も無く、味もくどくなく、食べ易いのが助かる。
脂が強過ぎて、橙色の脂の塊を口に入れていると言う感じの物も有るので…。
鮪は赤身の部位でさっぱりしており、ネットリとした赤身特有の味わいが感じられる。
見た目は一瞬、鰹かと言う色合いに戸惑ってみる…。
鮪の剥き身は、其の名の通り、鮪の身を剥いた物の味。
そして許せないのが、刺身の下に敷かれているのが、つまではなく、千切りキャベツ。
数年前に訪れた際にも同じ疑問、憤りを感じたが、其の時の事はすっかり失念していた。
出された物を残すのは本意ではないので、項垂れつつもキャベツをバリバリ頂く。
幾ら、老夫婦が営んでいる店とは言え、余りにぶっ飛び過ぎでは…とたじろいでみる。
定食には他に、御香香、冷奴、味噌汁、御飯が付く。
普通に、カツ丼とラーメンが一緒に成った「カツ丼セット」を頂いた方が、
胃袋は何の蟠りも持たずに満腹に成ったかも知れない。
然し、飽く迄も、別に悪いと非難している訳ではなく、僕の感性に合致しなかっただけの事…。
※2009年12月3日時点の情報です。
ID:0003450211
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