…掛川での仕事を十九時半に終え、今宵の宿の在る浜松へと向かう。
新幹線で通り過ぎる事は有っても、浜松駅に降り立つのは初めてだ。
駅を降りると、鰻の蒲焼きの香りがプーンと漂う(嘘です…)。
宿に転がり込み、二十一時前に晩御飯を摂りに、独りで駅周辺を徘徊する。
浜松と言えば餃子を頂こうと思ってはいるものの、店が何処に在るかも分からない。
彼方此方歩き廻る程の元気は掛川に置いて来てしまった…。
仕方無く、駅南口に見付けた、「餃子」の文字を掲げているラーメン店に飛び込みで入ってみる。
◎「生ビール」五三〇円
…仕事中、クラクラする様な感覚に見舞われるも、麦酒は欠かせない。
一日の疲れを癒して呉れ、餃子との相性も考えると矢張り麦酒。
「キリン一番搾り」のジョッキで出される麦酒を、グイッと呑み干す。
中身も「一番搾り」か如何かは分からない…。
苦味の効いた麦酒が、何とも身体に心地好い。
新幹線で通り過ぎる事は有っても、浜松駅に降り立つのは初めてだ。
駅を降りると、鰻の蒲焼きの香りがプーンと漂う(嘘です…)。
宿に転がり込み、二十一時前に晩御飯を摂りに、独りで駅周辺を徘徊する。
浜松と言えば餃子を頂こうと思ってはいるものの、店が何処に在るかも分からない。
彼方此方歩き廻る程の元気は掛川に置いて来てしまった…。
仕方無く、駅南口に見付けた、「餃子」の文字を掲げているラーメン店に飛び込みで入ってみる。
◎「生ビール」五三〇円
…仕事中、クラクラする様な感覚に見舞われるも、麦酒は欠かせない。
一日の疲れを癒して呉れ、餃子との相性も考えると矢張り麦酒。
「キリン一番搾り」のジョッキで出される麦酒を、グイッと呑み干す。
中身も「一番搾り」か如何かは分からない…。
苦味の効いた麦酒が、何とも身体に心地好い。
◎「焼餃子」二八〇円
…まさか此方では本場の浜松餃子は頂けないだろうなと諦めつつも、
心の何処かで、本物が出て来れば良いなと期待してしまう自分が嫌だ…。
「焼餃子」、「海老餃子」、「水餃子」と有り、一番は「海老餃子」を押している様だが、
其れを裏切って普通の「焼餃子」を発注する。
出て来た餃子を一瞥し、萌やしが盛られていないのを確認し、至って普通の餃子と認識する…。
気を取り直し、酢を多目、醤油を少々、辣油をごく僅か垂らし、小振りな餃子を頂く。
大蒜が入っており、味としては此れ又、至って普通。
清清しい迄に、良く有る餃子…。
◎「醤油エビワンタン麺」七八〇円
…此の分では、ラーメンも大して期待出来ないのは分かりつつも、
此の際だ、乗り掛かった泥舟、否、笹舟、沈んでみよう…。
新登場と銘打たれた「つけ麺」も気に成るが、三種類の海老が入った「海老餃子」を売りにしているので、
此処は普通に考えて「エビワンタン麺」だろうと踏み、醤油味と塩味とを悩み、
「醤油エビワンタン麺」を博打打ちの気分で発注する。
発注してから随分と早く、未だ餃子を摘みに麦酒を遣っている最中に出来上がる。
茶色のスープは微かに濁っており、見た目は醤油豚骨風。
蓮華で実際に掬ってみると、うん、街のラーメン屋の味わい。
化学調味料が効き、昔懐かしい、子供の頃に連れられて行った店のラーメンの味。
麺が正に其れで、黄色味を帯び、緩やかな縮れの有る麺。
スーパーマーケットで市販されている様な麺で、茹で加減もフニャリとした感じ。
海老の雲呑は何とか其れらしい味がし、麦酒の摘みにも成る。
叉焼はパサパサ感の有る固い物。
具は他に麺麻、海苔が入る。
こう言う店は街には必要なのは常々説いているが、選りに選って、初めて訪れた街で、
行き合わなくても良い気がしないでもない…。
奮発して、鰻屋に入れば良かったかしら…。
※2010年2月8日時点の情報です。
ID:0007371058
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