此処最近、休みの日と成ると頗る自堕落で、食事を摂る以外は外にも出ず、
只、炬燵に潜って身体が怠く成る程に転寝をし、部屋は泥棒に入られた様な散らかり具合、
何もする気力が起きず、寝たきり老人の様な暮らしをしている。
物欲の無い僕だが、地味に欲しいのが「パラマウントベッド」…。
其れ位にだらしなく、日がな一日寝巻きで、髭も当たらず、陽にも当たらず、
尻に根が生えた様な廃人同様の週末だ…。
夕方から炬燵で寝入り、花粉症の怠さも手伝って、身体が重たい。
時刻は十九時半を廻っており、腹は空いていないが晩御飯の心配をしてみる。
然し、動きたくない気持ちも有る。
如何しようかとダラダラしている内に時間は刻々と過ぎて行く。
何とか重たい身体を擡げ、出掛ける準備をして徐に家を出る。
月給が入ったら開催しようと思っていた、「独りパーテーバーレル」を実行する…。
かく言う僕も、コマーシャルの綾瀬はるかに遣られた口だ…。
鶏肉五ピースに、選択出来るサイドメニュー二品が付くと言うので、揚げじゃが芋で発注。
鶏肉を揚げるのに時間が掛かると言い、一〇分程待たされ、いそいそと帰宅する。
冷蔵庫から缶酎ハイを取り出し、栓を切れば独居老人の寂しいパーテーの開始だ…。
薄ら寒い部屋で独りきり、馬穴の様な赤い容器から先ずは揚げじゃが芋を取り出して頬張る。
フライドポテトを頬張ったのが昨日の事の様に思い起こされる。
と言うか、昨日の事だ…。
鶏肉に取り掛かると、此れがまあ、旨い事!
如何してこうも「ケンタッキーフライドチキン」は旨いのでしょう!
正直、此の味付けはノーベル賞に値すると思う。
素敵過ぎる…。
五ピースなんてあっと言う間に平らげ、手と口の周りを油塗れにし乍ら完食。
缶酎ハイは五〇〇ミリリットルの物を二缶で我慢…。
~御負け~
僕が「ケンタッキーフライドチキン」と同じ位に好きなのが、ケンタッキー州州歌。
「My Old Kentucky Home」。
「ケンタッキーフライドチキン」のコマーシャルにも使用されていたが、
此の曲を聴くと、何とも言えないノスタルジーに駆られ、旧き良き時代の亜米利加の情景が浮かぶ。
胸が締め付けられる様な、其れで居てわくわくする様な不思議な気持ちに成る曲。
僕がフォスター好きと言うのも此の曲の所為だ…。
My old Kentucky home. ケンタッキーの我が家
僕が「ケンタッキーフライドチキン」と同じ位に好きなのが、ケンタッキー州州歌。
「My Old Kentucky Home」。
「ケンタッキーフライドチキン」のコマーシャルにも使用されていたが、
此の曲を聴くと、何とも言えないノスタルジーに駆られ、旧き良き時代の亜米利加の情景が浮かぶ。
胸が締め付けられる様な、其れで居てわくわくする様な不思議な気持ちに成る曲。
僕がフォスター好きと言うのも此の曲の所為だ…。
My old Kentucky home. ケンタッキーの我が家