◎「もも」六〇〇円
…土曜日。
秩父の「麺屋たつみ 喜心」にて昼御飯を済ませ、蒸し暑さに耐え兼ねて自動車に乗り込む。
取り立てて、観光する気力も無いので、秩父を後にし、国道一四〇号線を北上する…。
幾ら曇り勝ちの天気でも、こちとら生来の暑がりなので、苦痛以外の何物でもない。
汗を拭きつつハンドルを握り、不意に、長瀞に「阿左美冷蔵」が在るのを思い出し、
思い立ったが吉日、涼を求めて出掛けてみる事にする…。
天然氷で作った欠き氷を提供する店で、二〇〇七年六月二十三日に初めて頂いた。
其の時は上長瀞に在る「金崎本店」に出掛けたが、其の前を通り掛かると、
其れなりに混雑していそうなので、長瀞の宝登山の参道に支店が出来たと聞いていたので、
一か八か、其方が空いている事に賭けてみる…。
店に着くと、先客二名のみで、駐車場も十分に空いており、事無きを得る。
二～三分待っただけで店内に通され、汗もかかずに済む。
メニューを眺め、余り甘過ぎる物は駄目なので、前回頂いた「こだわり白桃」は無いが、
「もも」が有るので、無難に其れを発注する…。
一〇分後、丸で「ラーメン 二郎」の野菜増しを髣髴とさせる形の欠き氷が丁寧に運ばれて来る。
今にも崩れそうな程に高く聳え立っている。
早速、ジェンガ宜しく、崩れないように匙で掬って頂くと、あっと言う間に口の中で溶けてしまう。
氷の肌理が細かく、ガリガリとした感じは全く無く、フワッとしている。
此方の天然氷は、十二月から一月の冬の間、山の水を堰き止めて自然に凍らせた氷で、
昼夜問わず、冬の風に運ばれた落ち葉や雪を、只管に掃除して育むと言う。
昨今では地球温暖化の影響で、一冬に一回しか採氷が出来ないと言う。
結晶が大きく、硬く、欠き氷にした時の柔らかな食感と甘味が特徴で、
現在では埼玉県内では此方が唯一の天然氷の店と成ってしまったと言う能書きが記されている。
此の天然氷の欠き氷の特徴は、不思議な事に、普通の速度で頂いている分には、
冷たい物を食べた時の特有のあの頭に来る痛みが全く無いと言うこと。
尤も、僕の様に性急な性格で、ガツガツ掻っ込むと、普通に痛くは成るが…。
桃のシロップはと言えば、果肉の粒が入っており、只甘いだけでなく、上品な甘さ。
甘い物が駄目な僕でも、十分に美味しく頂け、さっぱりと爽やかな味わい。
惜し気も無くシロップがたっぷりと掛けられているので、匙で掬った時に重さが感じられる。
此れ位、氷の白が見えない程に味が付いていると、贅沢な心持ちに成れる…。
あれ程の高さの欠き氷が、あっと言う間に無くなり、最後迄美味しく頂ける。
すっかり身体の火照りも落ち着き、舌が冷たくて、外気に触れさせて温める程。
此れだけ水分を摂取すると、余計に頻尿に拍車が掛かって仕方無い…。
阿左美冷蔵寶登山道店 [ 喫茶、コーヒーショップ ] - Yahoo!グルメ
秩父の「麺屋たつみ 喜心」にて昼御飯を済ませ、蒸し暑さに耐え兼ねて自動車に乗り込む。
取り立てて、観光する気力も無いので、秩父を後にし、国道一四〇号線を北上する…。
幾ら曇り勝ちの天気でも、こちとら生来の暑がりなので、苦痛以外の何物でもない。
汗を拭きつつハンドルを握り、不意に、長瀞に「阿左美冷蔵」が在るのを思い出し、
思い立ったが吉日、涼を求めて出掛けてみる事にする…。
天然氷で作った欠き氷を提供する店で、二〇〇七年六月二十三日に初めて頂いた。
其の時は上長瀞に在る「金崎本店」に出掛けたが、其の前を通り掛かると、
其れなりに混雑していそうなので、長瀞の宝登山の参道に支店が出来たと聞いていたので、
一か八か、其方が空いている事に賭けてみる…。
店に着くと、先客二名のみで、駐車場も十分に空いており、事無きを得る。
二～三分待っただけで店内に通され、汗もかかずに済む。
メニューを眺め、余り甘過ぎる物は駄目なので、前回頂いた「こだわり白桃」は無いが、
「もも」が有るので、無難に其れを発注する…。
一〇分後、丸で「ラーメン 二郎」の野菜増しを髣髴とさせる形の欠き氷が丁寧に運ばれて来る。
今にも崩れそうな程に高く聳え立っている。
早速、ジェンガ宜しく、崩れないように匙で掬って頂くと、あっと言う間に口の中で溶けてしまう。
氷の肌理が細かく、ガリガリとした感じは全く無く、フワッとしている。
此方の天然氷は、十二月から一月の冬の間、山の水を堰き止めて自然に凍らせた氷で、
昼夜問わず、冬の風に運ばれた落ち葉や雪を、只管に掃除して育むと言う。
昨今では地球温暖化の影響で、一冬に一回しか採氷が出来ないと言う。
結晶が大きく、硬く、欠き氷にした時の柔らかな食感と甘味が特徴で、
現在では埼玉県内では此方が唯一の天然氷の店と成ってしまったと言う能書きが記されている。
此の天然氷の欠き氷の特徴は、不思議な事に、普通の速度で頂いている分には、
冷たい物を食べた時の特有のあの頭に来る痛みが全く無いと言うこと。
尤も、僕の様に性急な性格で、ガツガツ掻っ込むと、普通に痛くは成るが…。
桃のシロップはと言えば、果肉の粒が入っており、只甘いだけでなく、上品な甘さ。
甘い物が駄目な僕でも、十分に美味しく頂け、さっぱりと爽やかな味わい。
惜し気も無くシロップがたっぷりと掛けられているので、匙で掬った時に重さが感じられる。
此れ位、氷の白が見えない程に味が付いていると、贅沢な心持ちに成れる…。
あれ程の高さの欠き氷が、あっと言う間に無くなり、最後迄美味しく頂ける。
すっかり身体の火照りも落ち着き、舌が冷たくて、外気に触れさせて温める程。
此れだけ水分を摂取すると、余計に頻尿に拍車が掛かって仕方無い…。
阿左美冷蔵寶登山道店 [ 喫茶、コーヒーショップ ] - Yahoo!グルメ
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※2010年6月21日時点の情報です。
ID:0006883502
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