続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「三浦のハンバーグ」【池袋】

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◆「三浦のハンバーグ」【池袋】

 ◎「ダブルハンバーグ(150グラム)」六八〇円+「ライスセット」二〇〇円

 …唯一の生きる糧である週末の休日の終焉を迎える。
  寝溜めは出来ないのは分かっているが、如何にか、土曜日にしこたま眠った分を、
  寝不足の日に補填出来ないかと、心の底から願う…。
  昨晩も何だか眠りが浅く、寝乍ら、今月の公共料金を払ったか如何か不安に成り、
  ガバッと目を開けると言う、所帯染みた暮らしをしている。
  今朝も、月曜日と言う事も有り、寝起きの悪さは酷いものだ。
  血圧が一〇〇を切っているのではないかと思う程、ぐったりとしている。
  いっその事、何か、元気に成る薬でも使わないと駄目な様な中、意を決して起き出す。
  身支度を整え、鬱陶しい、憂鬱な小雨の中、週の始まりを迎える。
  駅迄歩けば、もう季節はすっかり夏なので、汗だくで、暑くて仕方が無い。
  ワイシャツのポッケに入れている携帯電話が、汗で水滴が付き、曇っている程。
  満員電車に乗れば、雨の日だから冷房を点けなくて良いと思っているのか、
  蒸し風呂の様な暑さで、早くも、木綿のハンカチーフが手放せない日が続く…。
  そして、毎度の事乍ら、遅延が重なり、池袋駅には一〇分遅れて到着。
  もう、何もかもが苛立たしく、ストレスが募る。
  仕事に入り込めば、汗を拭き拭き、団扇で扇ぎつつ、黙々と残務を熟す。
  十二時半を過ぎ、同僚の方に誘われ、昼御飯を食べに出る。
  何時もは御任せでくっ付いて行くだけだが、今回は主導権を渡され、僕が店を決定する。
  迷った結果、久し振りに此方でハンバーグを頂こうと、昨年七月二十五日以来の訪問。
  店内は決して広いと言えず、混み合う事が多いが、今日は空席が目立ち、事無きを得る。
  さて、メニューを眺めて、何を頂くかを決めるのだが、もう、心は決まっている。
  此方では専ら、「ダブルハンバーグ(150グラム)」だ。
  チーズハンバーグと、目玉焼きハンバーグの二つが乗った物だ。
  テレレも「特製デミグラスソース」と決まっている。
  此方は御飯は別料金だが、御替わり自由と言うのが有り難い。
  厨房内からは肉を成型するペチペチと言う音が聞こえ、手捏ねなのが嬉しい。
  十五分程で、ヂウヂウと音を立てた鉄板が運ばれて来る。
  さあ、先ずは御飯に卓上の塩を振り掛け、頂く準備が出来たので行ってみよう。
  最初はチーズハンバーグから取り掛かるが、此のチェダーチーズが魅惑的だ。
  ハンバーグに箸を入れれば、中からは肉汁が溢れ、此れぞ、肉料理の醍醐味だ。
  ジューシー極まり無い。
  肉の旨味が凝縮され、此れにデミグラスソースが絡み合う。
  少々、中濃ソースの様な味わいが強いのが気に成るが、まあ良い、腕白なのには違いない。
  チーズは濃厚で、トロ~リと蕩け、円やかな味わいに変えて呉れる。
  目玉焼きにも塩を振り掛け、黄身を崩さない様に外縁から攻めて行く。
  途中、勢い余って黄身が割れ掛けたので、黄身を一気に頬張り、無駄にしない様にする。
  月見蕎麦や饂飩の黄身を割って、ルーシーに溶かしてしまう人の気が知れない。
  全てルーシーを飲み干すなら兎も角、そう言う人に限って残すので、どれだけ金持ちなのだろうか…。
  付け合わせは揚げじゃが芋と玉蜀黍。
  御飯も確りと御替わりし、より一層、腹を膨らませ、同僚の方からも腕白だと褒められる。
  否、嗤われているのか…。