◎「ラーメン(中)」七〇〇円+「豚増し」二〇〇円
…昨晩も二十三時に仕事を何とか終え、東京テレポート駅迄走る。
毎晩、只でさえ仕事で疲労して駄目なのに、如何して走らにゃならんのか。
頑張って早く仕事を終えれば良いと言うが、実際問題、そうは行かない。
飽く迄も、其れは机上の空論であって、現場で時々刻々と起こる事柄に対処し、
其れを片付けて仕事を切り上げると言うのは、実に大変な事だ。
幾ら、早目に、前倒しで準備を進めたって、予期せぬ事は起こるのだ。
そんな日々も三日目だが、発狂して、可笑しくなりそうな程だ…。
毎晩、二時に就寝し、泥の様に眠り、あっと言う間に朝を迎える。
今朝はそんな心配も無く、宛がわれた休日に感謝する。
最早、休日を宛がわれる事にさえ、後ろめたさを感じる程。
労働者の権利云々より、仕事が上手く廻るかの心配の方が強い…。
気持ちでは仕事に行きたい位だが、身体が追い付かないので、休日を満喫しよう。
二日連続しての休日が取れないので、大して疲労も回復出来ないが、
取り敢えず、翌日からの仕事に健やかに取り組める様に努める。
朝は結局、一〇時迄起き上がる事が出来ず、自堕落に過ごす。
歳を取って身体が弱く成ったのか、随分と軟に成ったものだ…。
夜中に風呂に入る元気は無いので、朝に入る毎日で、今日も御多分に洩れず。
風呂でさっぱりしても、身体はぐったりしている。
午前中はヴォーっと過ごし、正午を過ぎ、徐に動き出す。
買い物諸々も有り、昼御飯がてら外に出る。
凄く逡巡した結果、暴力的なラーメンを摂る事にする。
以前の様に、二日連続しての休日ならば、初日に食べれば問題は無いが、
一日しか休日が無く、況してや、大蒜臭を控えなければならない環境だ。
そうは言っても、此の儘では、恐らく僕の心が崩壊する…。
せめてものストレス解消に、後で大量の牛乳を飲めば良いやと、実行に踏み切る。
今年初の「聖地」東大宮へと向かう。
系列の「ドン-キタモト」では頂いているがね…。
店に着けば、行列も無く、駐車場の空きも有り、安心してみる。
珍しい事に、前向き駐車を守らない不届きな自動車は無いと言うのが素晴らしい。
世の中、身勝手な不道徳な馬鹿な人間が多いが…。
店内に入り、券売機で何時も通りの食券を購入。
冷水を汲み、空いている席に着席し、食券を手渡す。
何時もの中年の女中さんからトッピングを訊かれ、「全増しで」と告げる。
其れから、一〇分程で待望のラーメンと御対面。
おお、何とも懐かしい、心癒される丼だ。
野菜には、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けるのは何時もと一緒。
其れから、蓮華をプースーに沈めれば、細かな背脂が集まって来る。
トロっとした粘度こそ低いが、今の僕にとっては十分だ。
一口啜れば、身体の隅々に、隈無く行き渡るかの様な染み具合。
嗚呼、じんわりと、五臓六腑、毛細血管を伝って手足の末端にも染み入る。
「課長」の身体に悪そうな味わいが、戦慄的に味覚を刺激する。
此処最近、何一つ良い事が無いので、生きていて良かったとさえ感じる程。
野菜は言わずもがな、シャキシャキとクタクタの中間で、相変わらず良い。
盛りの山が低いと思いきや、意外にも量が有り、時間を要する。
野菜に降り掛かった背脂が実に旨く、甘味が有って最高だ。
漸く、麺に辿り着き、一心不乱に喰らい付く。
「ニッセーデリカ」の麺も悪くはないのだが、以前の麺を知っているとね…。
日光の手前、否、今一、物足りなさを感じてしまう。
あっ、「今市」と「今一」を掛けたので、悪しからず…。
あのごわつき、啜り応えの有る麺が恋しくもある。
表面のツルっとした感じが安っぽさを与えてしまい、如何も気に掛かる。
決して、不満な訳ではないのだが、以前の方がより良かったと言う意味で。
とは言え、腰や張り、弾力は良く、ブルンと唸りを上げそうな感じ。
さて、此の所の懸案は豚だ。
今日のも白茶けた色合いで、期待は持てないのは明らか。
予め、プースーに浸して置き、いざ噛り付いても、豚臭さは感じられる。
こんなに長い間、精彩を欠いてしまっており、此の先も改善されないのか…。
「豚増し」にする意味は無いのか。
其の判断は微妙な所だが、きっと、「豚増し」は続けてしまうんだろうな。
何時の日か…、と言うのを期待して。
大蒜の刺激的な味わいを堪能するも、何時もよりは積極的に攻めず、
遠巻きに大蒜を味わうと言った感じで、些かの欲求不満は残る。
此の後、牛乳一リットルを摂取する駄目中年…。
毎晩、只でさえ仕事で疲労して駄目なのに、如何して走らにゃならんのか。
頑張って早く仕事を終えれば良いと言うが、実際問題、そうは行かない。
飽く迄も、其れは机上の空論であって、現場で時々刻々と起こる事柄に対処し、
其れを片付けて仕事を切り上げると言うのは、実に大変な事だ。
幾ら、早目に、前倒しで準備を進めたって、予期せぬ事は起こるのだ。
そんな日々も三日目だが、発狂して、可笑しくなりそうな程だ…。
毎晩、二時に就寝し、泥の様に眠り、あっと言う間に朝を迎える。
今朝はそんな心配も無く、宛がわれた休日に感謝する。
最早、休日を宛がわれる事にさえ、後ろめたさを感じる程。
労働者の権利云々より、仕事が上手く廻るかの心配の方が強い…。
気持ちでは仕事に行きたい位だが、身体が追い付かないので、休日を満喫しよう。
二日連続しての休日が取れないので、大して疲労も回復出来ないが、
取り敢えず、翌日からの仕事に健やかに取り組める様に努める。
朝は結局、一〇時迄起き上がる事が出来ず、自堕落に過ごす。
歳を取って身体が弱く成ったのか、随分と軟に成ったものだ…。
夜中に風呂に入る元気は無いので、朝に入る毎日で、今日も御多分に洩れず。
風呂でさっぱりしても、身体はぐったりしている。
午前中はヴォーっと過ごし、正午を過ぎ、徐に動き出す。
買い物諸々も有り、昼御飯がてら外に出る。
凄く逡巡した結果、暴力的なラーメンを摂る事にする。
以前の様に、二日連続しての休日ならば、初日に食べれば問題は無いが、
一日しか休日が無く、況してや、大蒜臭を控えなければならない環境だ。
そうは言っても、此の儘では、恐らく僕の心が崩壊する…。
せめてものストレス解消に、後で大量の牛乳を飲めば良いやと、実行に踏み切る。
今年初の「聖地」東大宮へと向かう。
系列の「ドン-キタモト」では頂いているがね…。
店に着けば、行列も無く、駐車場の空きも有り、安心してみる。
珍しい事に、前向き駐車を守らない不届きな自動車は無いと言うのが素晴らしい。
世の中、身勝手な不道徳な馬鹿な人間が多いが…。
店内に入り、券売機で何時も通りの食券を購入。
冷水を汲み、空いている席に着席し、食券を手渡す。
何時もの中年の女中さんからトッピングを訊かれ、「全増しで」と告げる。
其れから、一〇分程で待望のラーメンと御対面。
おお、何とも懐かしい、心癒される丼だ。
野菜には、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けるのは何時もと一緒。
其れから、蓮華をプースーに沈めれば、細かな背脂が集まって来る。
トロっとした粘度こそ低いが、今の僕にとっては十分だ。
一口啜れば、身体の隅々に、隈無く行き渡るかの様な染み具合。
嗚呼、じんわりと、五臓六腑、毛細血管を伝って手足の末端にも染み入る。
「課長」の身体に悪そうな味わいが、戦慄的に味覚を刺激する。
此処最近、何一つ良い事が無いので、生きていて良かったとさえ感じる程。
野菜は言わずもがな、シャキシャキとクタクタの中間で、相変わらず良い。
盛りの山が低いと思いきや、意外にも量が有り、時間を要する。
野菜に降り掛かった背脂が実に旨く、甘味が有って最高だ。
漸く、麺に辿り着き、一心不乱に喰らい付く。
「ニッセーデリカ」の麺も悪くはないのだが、以前の麺を知っているとね…。
日光の手前、否、今一、物足りなさを感じてしまう。
あっ、「今市」と「今一」を掛けたので、悪しからず…。
あのごわつき、啜り応えの有る麺が恋しくもある。
表面のツルっとした感じが安っぽさを与えてしまい、如何も気に掛かる。
決して、不満な訳ではないのだが、以前の方がより良かったと言う意味で。
とは言え、腰や張り、弾力は良く、ブルンと唸りを上げそうな感じ。
さて、此の所の懸案は豚だ。
今日のも白茶けた色合いで、期待は持てないのは明らか。
予め、プースーに浸して置き、いざ噛り付いても、豚臭さは感じられる。
こんなに長い間、精彩を欠いてしまっており、此の先も改善されないのか…。
「豚増し」にする意味は無いのか。
其の判断は微妙な所だが、きっと、「豚増し」は続けてしまうんだろうな。
何時の日か…、と言うのを期待して。
大蒜の刺激的な味わいを堪能するも、何時もよりは積極的に攻めず、
遠巻きに大蒜を味わうと言った感じで、些かの欲求不満は残る。
此の後、牛乳一リットルを摂取する駄目中年…。