◆「九州じゃんがら 原宿1F店」【原宿】
…先週土曜日。
四月前半は何とか、暦通り、土日に休みが取れているが、四月後半は絶望的。
来週月曜日から十三連勤予定で、恐らく、心身共に崩壊するだろう…。
まあ、取り敢えず、今日明日の最期の休日だけを満喫しよう。
と言う訳で、話は遡って先週土曜日。
伸び切った頭髪を切り落としに、表参道へと向かう。
其の前に景気付けと腹拵えを兼ねて、久し振りに此方を訪れれば、
正午前と言う事も有り、何とか入り込む余地が有りそうだ。
先ずは、先払いで一通り会計を済ませ、少し待ち、程無くカウンター席へ。
◎「生ビール(中)」五八〇円
…席に座るなり、即座にラーメンが配膳されるが、そうじゃないんだよな。
麦酒を呑んで待っている間にラーメンが遣って来ると言うのが普通だが、
座れずに待っている間にラーメンを作り始めてしまうので、
座ると同時に出来上がってしまうのだが、麦酒が先に呑みたい…。
一先ず、麦酒を待ち、グイッと呷ろう。
土曜日の昼間っから、場所は如何であれ、一杯飲れるのは至福だ。
◎「ぼんしゃん全部入り」一一八〇円+「半熟玉子変更」二〇円
…麦酒より先に出て来たラーメンは、何時もの「ぼんしゃん」。
倹約の為、何も乗せない様に心に誓ったのだが、堪え性が全く無い…。
「全部入り」にしてしまう心の弱さが表れているな。
会計の際、通常の「味玉子」は固茹でだが、二〇円足すと「半熟玉子」へと、
変更が可能と言う事で、まんまと口車に乗ってしまうのも情け無い…。
まあ良いや。
さて、一頻り、麦酒を愉しんだ所で、ラーメンに取り掛かれば、
既に麺は伸び気味で、世の中、上手く行かないわね。
先ずは蓮華でプースーから啜ろう。
矢張り、十八年前、初めて此れを頂いた時より、野性味が減退している。
じっくり煮出した濃厚豚骨スープと言う売りで、材料は豚骨中心との事で、
久留米・博多ラーメンを基本にしており、拳骨独特の旨味が愉しめると言うが、
表面に油層が出来ており、こってり感は感じられるが、獣臭、家畜臭さは無く、
物足り無さは否めず、もっとガツンと来る、荒荒しさが欲しい。
麺を手繰れば、少し伸び始めており、テロテロ気味…。
啜れば表面がツルツルの加水率高目の麺なので、余計に伸びた感がする。
教訓として、待たずに直ぐに着席出来る時以外、麦酒を発注したら駄目だな。
具は角肉、明太子、叉焼、木耳、半熟玉子で、此れ等は酒の摘みにも成る。
今回は替え玉は我慢し、プースーを飲み干して散髪へと向かう駄目中年…。