続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …昨日。
  此の日も朝から池袋に出向き、針の筵で黙々と残務を熟す。
  午後からBOOK厚木に出掛ける用事が出来たので、十三時半に飛び出す。
  解放感に浸りつつ、移動を開始する前に、池袋で昼御飯を済ませよう。
  行く先は決めてある。
  一昨日御邪魔し、あわよくば、昨日も二日連続でと悩んだ結果、
  気分が乗り切らずに自重した此方へ、二日振りの訪店。
  何せ、脂が、「ラーメンの店 どでん」宜しく、味付け脂に成ったんだもの…。
  十四時の一〇分前に店に着けば、先客は三名のみ。
  池袋と言う場所柄なのか、アベックで、逢引きの序に来る客が鬱陶しい。
  此方はラーメンを啜る所であって、ペッティングをする所ではない!
  直ぐに店内に入り、券売機で何時も通りに食券を購入。
  程無く席も空き、冷水を汲み、蓮華を取り、ヨッコイショーイチ。
  厨房内には初めて御見掛けする、エヌエス・プランニング社長だろうか。
  社長を始め、此の日は他に三人も居り、随分と人件費が掛かっている。
  人時売上高は優に四〇〇〇円は超えるだろうから、繁盛店は羨ましいな…。
  さて、丁度、社長と入れ替わり、一昨日の店員氏が調理担当に。
  麺の硬さを訊かれ、「普通で」と御願いし、出来上がりを待とう。
  其の間、引っ切り無しに後続客が訪れ、気付けば、店外にも待ちが。
  何だろう。
  如何言うつもりかは分からないが、一人で丼一杯を食べられない幼児を、
  此の手の回転率が命の店に連れて来るのだろうか。
  ヂッと待つ事も出来ず、親も何の注意もせず、僕の背後の狭い通路を走り回り、
  他の客や店員氏の通行の妨げをし、キャッキャキャッキャ囂しい。
  一円にも成らない幼児に客席一つを奪われ、回転率悪化の癌と成り、
  店にとっては百害有って一利無しで、空気を読めよ!と呆れて物が言えない。
  ゆったりとした「日高屋」でも行けば良いと思うのだが…。
  背後の喧しさに対し、怒りに打ち震えていると、無料の乗せ物を訊かれる。
  あの味付け脂には、絶対的に大蒜が合うだろうと、「大蒜、脂で」と発注。
  丼を受け取り、二日振りの対面を果たせば、矢張り、蠱惑的な佇まいだ。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  一昨日同様に、乳化度合の進んだ、丸味を帯びた円やかな味わい。
  コクが有り、豚の旨味が存分に染み出た越幾斯に、舌をまんまと撃ち抜かれる。
  野菜には卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けて頂く。
  シャキシャキとクタクタの中間のややシャキシャキ寄り。
  小ざっぱりとして、油分を緩和して呉れる。
  店内奥の製麺室で打たれた自家製麺は、硬めでなくとも十分に弾力が有り、
  噛むと、歯を押し返さんばかりの強靭な腰が効いた、護謨毬の様な麺。
  粉の風味も害われておらず、小麦の風味豊かな味わいが愉しめる。
  そして、此の麺に刻み大蒜を絡めて頂けば、いやはや、旨いの何の。
  味付け脂も相俟って、此れは鉄板の旨さだ。
  豚も一昨日同様の出来栄えで、赤身の部位中心のむっちりとした食感。
  パサつきと言うには憚られる、しっとりとした口当たりが有る。
  端っこの部位は味がより染みて濃い味だ。
  今週二杯目の「ぶた入りラーメン」に、最上級の惚れ方さ、ZOKKON!