続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「牛カツ専門店 京都 勝牛」【池袋】

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 ◎「厚切り牛カツ膳」一五五四円

 …月曜日。
  本当、一週間が永く、果てし無く感じられ、ぐったりとして疲労感たっぷり。
  何とか、こうして週末の休日に漕ぎ着けるが、土曜日の朝とも成れば、
  早くもサザエさん症候群が始まり、心がぞみぞみして来る…。
  一番安らぐのは、金曜日、仕事を終えて帰宅して、晩酌している時だろうか。
  こんなにびくびくして怯え乍ら暮らすのも、辛いものだ…。
  さて、話は遡って月曜日。
  一週間の始まりは、どんよりと重苦しく、何もかもが重たい。
  午前中は週次の業務を熟し、すべき事が多く、獅子てんや・瀬戸わんや
  十二時半を過ぎ、黄金週間に長野に一緒に出掛けた、気の合う同僚の方が、
  此の日は此方に出勤されていたので、久し振りに、共に昼御飯を食べに出る。
  普段、職場で気兼ね無く話を出来る人が居ないので、こうして、
  気さくに会話が出来る人に会うと、随分と気が休まり、心強くもある。
  同僚の方の希望で、「とんかつ 清水屋」に行くも、行列が発生中。
  とっとと諦め、代わりに、牛カツを提案。
  池袋と言えば、「牛かつ いろは」と言う、常に行列の出来ている店が在るが、
  其方は回避し、桃色応接室等、妙に惹かれる、如何わしい店が多い一画、
  昔で言う「麺 えるびす 東口店」の跡地に出来た此方にしてみる。
  案の定、宍戸錠、空席が多く、すんなりと入店、ヨッコイショーイチ。
  献立表を眺め、暫し、熟考する。
  流石は牛肉、値は張るが、まあ、偶の贅沢だと、豪気に奮発してしまおう。
  「厚切り牛カツ膳」を発注し、冷茶を呷り、仕事の話をして待つ。
  何だか、一波乱、二波乱、起こりそうな感じだな…。
  そして、一〇分強で待望の牛カツが配膳される。
  切り口の断面から覗く、赤々とした半生の感じが何とも卑猥で嫌らしい…。
  店員氏から、食べ方、テレレの指南を受け、いざ、頂こう。
  僕は素直なので、言われた通り、先ずは、山葵を塗して出汁醤油で。
  山葵の辛味を感じさせない程、肉の旨味が勝り、和の風味が感じられる。
  肉もしっとりとして旨いわぃ。
  牛一頭から僅か六〇〇瓦しか取れないと言う希少部位「うわみすじ」と言う。
  牛の前肢の上部分、肩の裏側の「みすじ」の上部分に有り、
  「みすじ」よりもサシが少なく、赤身の旨味が濃厚で肉の風味を愉しめ、
  濃厚だが、後味はさっぱりしていて、焼き肉にするなら半生が御薦めで、
  身が軟らかく、牛肉の蒸し焼きにも適している部位とらしい。
  歳をして来ると、脂の多い部位よりも、赤身のむちっとした部位の方が楽だ。
  続いては、山椒塩で頂いてみる。
  薫り豊かな山椒と、肉の旨味、甘味が引き立つ塩気が秀逸だ。
  お次は、牛カツ特製ソース。
  中濃ソースに出汁を加えた様な感じで、一気に、勝手知ったる豚カツの雰囲気に。
  然し、肉は高級な牛肉だ。
  そして、最後は和風カレーつけ汁。
  此れに浸して頬張れば、俄かにカツカレーへと変身する。
  白米の御替わりも自由と言う事なので、デヴは漏れ無く二膳目に突入。
  米は「しきゆたか」と言う品種で、もちもち、ふっくらした食感で、
  程好い硬さと旨味が有ると言う触れ込みで、ばくばく頂いてしまう。
  そして締め括りは、和風カレーつけ汁を御飯にぶっ掛け、本格的なカツカレー。
  腕白なデヴは、此の手の食べ物が大好きだ。
  太ったって良いじゃないか、駄目人間だもの…。

~御負け~
火曜日の「カレーハウス CoCo壱番屋」の「チーズカレー」七〇一円。
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