続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺屋 むげん MUGEN ∞」【大和田】

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◆「麺屋 むげん MUGEN ∞」【大和田】

 ◎「まぜそば」八二〇円+「チーズ」一〇〇円

 …昨晩は軽く呑んだ後、更に大宮駅でぶらり途中下車の旅をし、
  「立ち飲み日高」で仕上げをしようと思うも、グッと堪えて回避し、
  早く〆ようと、「ジャンクガレッジ」で「まぜそば」を啜って帰宅。
  何せ、昨夜は大宮駅がとんでもない数の人間で溢れ返っていたので。
  何でも、西川口駅付近の陸橋から自転車が投げ落とされ、
  其処に電車が突っ込んだ所為で、サタデイナイトに北に向かう電車は止まり、
  駅構内はごった返し、乗合自動車や一般乗用旅客自動車の乗り場は大行列。
  運良く川越線は、多少の遅延で動いていたので災難から逃れる。
  其れにしても、自転車を投げ落とす様な馬鹿は、市中引き廻しの上、死刑で良い。
  五万人と言う人間の時間を奪ったのだから、其れ位は当然。
  警察には何としても、そんな狂った無法者をしょっ引いて貰わないと困るので。
  今朝は八時半に起き出し、気怠い日曜日の朝を迎える。
  早くも重度のサザエさん症候群を患い、鉛を背負わされた様な重たさ…。
  風呂に入り、午前中は極めて自堕落に、非生産的に過ごす。
  正午を前に、昼御飯を頂こうと、動きたくない身体を押して、行動を開始。
  昨晩、「ジャンクガレッジ」で、淫猥な「まぜそば」を啜ったにも拘らず、
  彼是と検索し、此れ又、暴力的な「まぜそば」を出す店を発見し、現場に急行。
  子供の時分の遊び場、日本大学法学部近くに在る此方に初訪店。
  昔は「ジャンボらーめん ますの」と言う店が在り、大和田駅からは三十九分、
  七里駅からは四十三分、大宮駅からは五〇分と、どの駅からも寄っていない…。
  店内に入れば、十二時半だが空席が目立ち、先ずは券売機で食券を購入。
  「らーめん」だとプースーが有る分、重たくて腹がくちくなるので、
  最近は、此の手のラーメン店では、混ぜ蕎麦、和え蕎麦の類が助かる。
  「まぜそば」の釦と、此方はズーチーが標準装備されていないらしいので、
  「チーズ」の釦も押っぺし、食券を手渡せば、無料の乗せ物を訊かれる。
  「まぜそば」は「マヨネーズ」、「ニンニク」、「アブラ」と言うので、
  「全部で」と御願いし、ヨッコイショーイチし、冷水を呷る。
  厨房内は大柄な店主氏と女性店員氏の二人体制で、宮川大助・花子と同じ編成。
  店内には流行りの音楽が流れており、ナニザイルか何かか。
  さて、後から来た客のラーメンに抜かれ、着席から十五分程で丼が差し出される。
  此れ又、物凄い事に成っているな…。
  ズーチーは火炎放射器で小粋に炙られている様だ。
  卵黄を中心に、箸で此れ等をぐっちょんぐっちょんに掻き混ぜるのだが、
  既にズーチーが蕩けてしまっているので、箸に纏わり付いて難儀する。
  後から徐々に蕩ける方が良いか…。
  卵黄、野菜、ズーチー、刻み玉葱、辛味、鰹節、マヨネーズ、黒胡椒、背脂、
  大蒜、豚が盛られており、混ぜるに連れ、しっちゃかめっちゃかに成って行く。
  ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ、にちにちと嫌らしい、卑猥な音を響かせ乍ら。
  テレレも多目で、其の色が茶色なので、何とも汚らしい、美味しそうな色だ。
  古代より、旨い物は大抵、茶色をしていると、相場が決まっている。
  箸で手繰り、早速啜ってみよう。
  おおっ、何とも濃厚で、塩気は強めで、何より、暴力的な事、此の上無い。
  溜まり醤油と、野菜を弱火でじっくりと煮込んで作ったコクの有る醤油ダレと、
  白菜、玉葱、大蒜等の多種多様な野菜、豚骨、鶏ガラを長時間煮込んで、
  呼び戻し製法で仕上げた、濃厚で飲み易い、コラーゲンたっぷりで深みの有る、
  均整の取れた味わいが特徴と謳っており、其の通りに濃厚だ。
  丸で、何かの吐瀉物の様な、ドロドロっとしたテレレが衝撃が凄い。
  ズーチーのコク、マヨネーズのこってり感、此れがド迫力だ。
  「ジャンクガレッジ」の「まぜそば」があっさり目に感じられる程。
  矢張り、此処にベビースターラーメンを入れないのは、本家の盗作、
  冒涜に成るので、数多の亜流の店でも使用しない様にしているのだろうか。
  麺は太麺で、強力、強烈なテレレや具に負けない力強さが迸っている。
  モチッとして、茹で加減はやや軟らか目の部類か。
  もう少し硬めだと、減り張りが効いて良いだろうか。
  豚はと言うと、厚さ一糎程で、テレレに浸して置けば、赤身はホロっと、
  脂身はトロンと蕩け、豚の体臭も感じず、味付けは濃い目で中々の出来。
  最後は、残ったどろどろのへどろを流し込み、血圧を上げて退店する。
  明日から仕事と言うのに、大蒜を摂取してしまったわぃ…。