続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「塩そば専門店 桑ばら」【池袋】

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◆「塩そば専門店 桑ばら」【池袋】

 ◎「煮干しと黒胡椒バンバンビガロのつけそば」一〇五〇円

 …木曜日。
  毎日、昼御飯だけが生き甲斐なので、満足感の得られる物を頂こうと、
  彼是と考えるが、必ず、此方の「裏そば」が何かを検索する様にしている。
  実に魅惑的で毎日頂きたいが、月曜日の「秋刀魚香油の冷たい中華そば」、
  火曜日の「味噌ドドン辛味ドドン豆腐ドドーンの冷やしつけそば」、
  水曜日の「エルソルデリコポーク冷シャブとスダチの冷そば」は泣く泣く回避。
  此の日はと言うと、煮干しと黒胡椒のつけ麺の様で、此れはと思い、現場に急行。
  店外の券売機の上には、未だ白板が出ており、売り切れていない様だ。
  「本日の裏そば ◎煮干しと黒胡椒バンバンビガロのつけそば ¥1,050」、
  「塩チャーシューそば」の食券を購入する様にと有り、食券を購入して店内へ。
  クラッシャー・バンバンビガロ、ビッグバン・ベイダーと、良い時代、
  一番観ていた時代の新日本プロレスを思い出し、両者の冥福を祈りたい…。
  先客は二名のみで、「裏そばで」と告げて食券を手渡し、ヨッコイショーイチ。
  冷水を呷り、ヂッと出来上がりを待つが、此方は提供迄が早いので助かる。
  一〇分と掛からず、ラーメン丼が二つ差し出される。
  表面にびっしりと黒胡椒が振り掛けられたつけ汁を満々と湛えた丼と、
  大盛りの麺の上に、前日の残りと思しき酢橘を添えた丼と、手元が手狭に成る程。
  さて、麺を手繰り、つけ汁に遠慮無くどっぷりと浸して啜る。
  微かに煮干しの風味が鼻腔を駆け抜けた後、黒胡椒の爽やかな辛味と、
  大蒜の刺激が舌を撃ち抜き、嗚呼、此れは旨い。
  つけ汁はサラッとした淡麗系だが、此の黒胡椒の衝撃が凄い。
  「鈴鹿グラベルペッパー」と言う、三重県鈴鹿の自動車競走場の土産で、
  車両を停止させたり、減速させたりする区画の砂利を模して作られたらしく、
  黒胡椒と大蒜のみで再現したと言う万能調味料で、此れは肉に合うだろうな。
  「洋庖丁」の「からし焼」を髣髴とさせ、豚肉と一緒に炒めたら最高だ。
  麺はと言うと、黒い粒子が見える辺り、全粒粉を使用していると思われ、
  緩やかな縮れの効いた平打ち麺で、ピロピロ、モチモチとしている。
  つけ汁の粘性が低く、サラッとしているので、此の手の麺が良く合う。
  黒胡椒を確りと絡み、纏わり付き、相性はX-GUN、もとい、抜群。
  具は、つけ汁にゴロゴロと刻み叉焼が沈んでいる。
  此方の叉焼は実に素晴らしく、脂身がトロトロで、赤身は引き締まり、
  噛み締めたくなる程好い噛み応えと軟らかさを併せ持つ。
  味付け玉子は黄身がねっとりと濃厚で、麺麻も派手さは無いが良い仕事振り。
  最後は、なみなみと入った黒胡椒大蒜煮干し汁を全て飲み干す。
  期せずして大蒜補充が出来、大満足で店を出るぽっちゃり汗達磨…。