◆「馳走麺 狸穴」【池袋】
◎「濃厚煮干しつけ麺(大)」八〇〇円
…水曜日。
毎日、狂った様に、夥しい量の汗を噴出しているが、一向に痩せない…。
少し動いただけで、一気に瀧の様に、Aカップの胸の谷間を流れ落ち、
額からも噴き出し、襟足は常に濡れていると言う情け無い有様。
汗さえ掻かなければ、不快感も無く、暑さも我慢出来るのだが。
稽古終わりの序ノ口力士の様な見た目で、湯上り用の汗拭き綿織物が必須だ…。
さて、話は遡って水曜日。
此の日は珍しく、気の合う同僚の方が居り、十四時過ぎに連れ立って昼御飯。
普段、気兼ね無く会話出来る方が居らず、半ば、村八分の様な感じなので、
こう言う日は何だか嬉しく、心丈夫な気がする。
何を頂こうかと思案し、最近、つけ麺を食べていないとの事なので、
「らーめん 瞠」と天秤に掛けた結果、三月二十三日以来、五ヶ月振りの此方へ。
待ちは二名のみで、先ずは店内の券売機で食券を購入。
前回同様、「濃厚煮干しつけ麺(大)」の釦をポチっとな。
外で暫く待ち、食券を回収され、五分強で店内に通され、ヨッコイショーイチ。
店内は男性二名、女性一名の三人体制で、男性の内、一人は浅黒い印度系で、
ラーメンよりも明らかにカレーの方が上手く作れそうだが…。
其れは兎も角、一〇分程でつけ麺が配膳され、さあ、頂こう。
麺を手繰り、つけ汁にドヴンと浸して啜る。
此方は大宮で言う所の「つけめん 蕾」、「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」、
経営の方も同系列かと思われる程だが、前回初めて頂いた煮干しは、
「またおま」系の煮干し版と言った感じだが、煮干しの風味は強くはない。
煮干しが仄かに薫るつけ汁は、コクの有る甘味、切れの有る酸味、程良い辛味、
此の三つの均整に徹底的に拘り抜いたと言うのが触れ込み。
鶏ガラを基本に、魚介と豚骨で出汁を採り、鶏足をふんだんに使用している為、
コラーゲンをたっぷり含んでおり、安心感、安定感の有る味わい。
粘度は中程度で、浸し過ぎると後半は厳しいだろう。