続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …火曜日。
  最近、毎日の様に「ラーメン二郎 池袋東口店」のラーメンが食べたいと、
  絶えず考える様に成っていて、頭と舌が完全に持って行かれている。
  本当ならば、週明けの月曜日、週の初めの景気付けとして此方で頂きたいが、
  生憎、月曜日定休なので、其れならばと、火曜日早々に御邪魔してみる。
  六月十二日以来、七日振りだが、逸る気持ちを抑えつつ、現場に急行する。
  十四時の七分前に到着すれば、先客八人と、全く以って許容範囲内。
  此方は大して待たずに頂けるので、此方の味に文句を言う輩は来なくて結構。
  評論家気取りの高名なラーメンヲタクやヂロリヤン諸氏は、どうぞ余所へ…。
  二分程で店内に入り、夏季限定の「つけめん」に多少は靡きつつも、
  何時も通り、浮気をせず、「ぶた入り」の釦をポチっとな。
  厨房内はと言うと、先週は新顔の助手氏を含む、稀有な三人体制だったが、
  若手の店員氏が調理担当、熟練のマスクの店員氏が助手と言う研修中仕様。
  先月、「ぶた入りラーメン」で「ラーメン」の量の豚しか入れられなかったり、
  熟練の店員氏の域に達するには、もう少しの様で、頑張って頂きたい所だ。
  冷水を汲み、蓮華を取り、グッと堪えて待ち、麺硬めの挙手を素通りし、
  食券を提示し、十一分程でヨッコイショーイチ。
  程無くして、調理担当氏から無料の乗せ物を訊かれ、「脂で」と御願いする。
  丼を受け取り、手元に下ろせば、うん、豚が良さ気だ。
  先ずは、蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  表面には適度に油層が構築され、程好いこってり感が想像出来る。
  いざ啜れば、前回は乳化度高目のとろんとした円やか、特濃スープだったが、
  今回は微乳化で、滑らかなコクと、醤油ダレのキリっとした切れが堪能出来、
  均整が取れた、万能型の味わいで、嗚呼、旨い!と唸ってしまう。
  評論家気取りの高名なラーメンヲタクやヂロリヤンは酷評するだろうが、
  何様だか知らないが、偉そうに、何なんだろうか。
  さて、野菜はと言うと、毎度の茶色の味付け脂を御数にして頬張る。
  今回のは漬け込みが浅いのか、色合いは薄めだが、此れは本当、堪らない。
  野菜のさっぱり感を味付け脂が補完し、味付け脂のこってり感を野菜が中和する、
  此の組み合わせ、相互作用が最高で、野菜が苦も無く頂ける。
  麺を引っ張り上げれば、濛々と湯気が立ち上り、此れを啜ればぬめっとして、
  粉の滑りが何とも淫猥で、唇、口内がぬるんと心地好い。
  そして、硬めで発注せずとも、十分過ぎる程に強靭な腰と張りと弾力で、
  噛むとぬちっと音がしそうな位の食感に、矢張り、虜に成っていると実感。
  麺も又、茶色い味付け脂をかって啜れば、勿論、旨いに決まっている。
  豚はと言うと、切り方は薄いが、脂身が良い塩梅で入り、ぷるんとして旨い。
  端っこの部位は味が染みて、赤身の肉の繊維を感じられ、解れる感覚。
  汗だくで食べ終えると、もう暫くは良いかなと思うのだが、翌日に成れば、
  もう食べたくなると言う、麻薬性の強い此のラーメンに大蒜を入れて頂きたい。
  まあ、仕事中だから無理だから仕方無い…。