◆「宮原元気酒場 もつ焼 エビちゃん別館」【宮原】
…昨晩。
昨日は土砂降りの中、朝から自動車で出掛け、気の合う同僚の方と、
「魚定食 丸や」で絶品の煮魚を頂いた後は、其の儘、解散するのも何なので、
「鈴廣 かまぼこの里」では大勢の観光客に揉まれて辟易とした後は、
小田原漁港の「小田原さかなセンター」の「まぐろや」で本鮪の頬肉、
本鮪大とろの鎌、「マグロガーリックたたき」を購入し、藤沢方面へと戻る。
江の島から海沿いを鎌倉方面へ走り、荒天の所為か、渋滞も殆ど無く、
さて、独りぼっちで長時間運転の打ち上げも兼ね、歩いて宮原方面へ。
「居酒屋 やず」が閉店した今は、此方に御邪魔するより他無い…。
…店に入り、独りぼっちの旨を告げ、止まり木にヨッコイショーイチ。
直ぐ様、若い女中さんにピーホツ発注。
ジョッキと外を受け取り、手酌で注ぎ、心の中で乾杯して呷る。
昼間は「魚定食 丸や」で呑みたい欲求に耐えたので、御褒美を兼ねて。
遣る気の無い麦酒の様な御馴染みの味が、疲労した身体に染み渡る。
御通しは大韓民国海苔。
…一杯目のホッピーが終わろうとしている頃、肉刺し的な物を発注。
前回、五月二十五日に御邪魔した時は、全体的に火が入り過ぎの印象だったが、
今回は色味からして期待が持てる。
「レバ刺し」は勿論、生ではなく、熱が入っているが、トロンと蕩け、
ねっとりとした肝臓の味わいが口内に広がり、胡麻油と塩との相性は抜群。
「タン刺し」は表面はコリッとしているが、中はむっちり、むにっとして、
噛む程に旨味が感じられ、特製の醤油ダレが実に宜しい。
…ホッピーも三杯が空き、次の「ホッピーセット(白)」を発注。
序に摘みも御願いしよう。
黄金週間初日に「大宮酒場 もつ焼きエビス参」でも頂いた「W炙ハラミ」と、
以前は「スタレバ」と称していた「特レバー」を発注。
孰れも、火炎放射器で炙られた物で、限り無く生に近い、肉襞の様な食感。
「W炙ハラミ」は醤油ダレで頂けば、むっちりとした、粘膜の様な舌触り。
弾力も有り、実に肉肉しい。
「特レバー」は胡麻油、葱、塩が三位一体と成って、旨さが迸る。
ホッピーを六杯も頂けば、酩酊するのは当たり前田のクラッカーで、
御決まりの〆へと千鳥足で向かう社会不適合者…。