続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「三丁目 にしや食堂」【日進】

 
 
◆「三丁目 にしや食堂」【日進】
 
 …昨日。
  今週は心がもっきりと折れ、心がぞみぞみしたので、休日が待ち遠しかった。
  四月以降、新たな業務を引き継いだは良いが、月に一度しか行わないが、
  重たい業務の為、覚えたと思ったら、一ヶ月後には忘れており、都度、
  確認をし乍ら行えば、時間との戦いで急かされ、頓服が欲しくなる…。
  そんな有様なので、週末の休日は兎に角、憂さ晴らしに努めたい。
  十一時に家を飛び出し、二〇一七年八月二十四日以来、一年一〇ヶ月振りと、
  豪い御無沙汰をしてしまっている此方で、昼前から一杯飲ろうと言う寸法…。
 
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 ◎「生ビール(中)」五〇〇円
 …店に着き、入れ違いで中年夫婦に先を越され、二番手に甘んじる。
  落ち着けそうな席にヨッコイショーイチし、女将さんに御無沙汰の御挨拶。
  先ずは、ジョッキを傾ける仕草だけで注文が通るので助かる。
  チンカチンカに冷えた冷やっこいルービー。
  複雑骨折した心の治療薬として、蒸し暑さで火照った身体の冷却材として、
  十一時十五分からグイッと飲れば、最高の土曜日の幕開け。
  
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 ◎「鶏の唐揚げ」五五〇円
 …さて、摘みはと言うと、最近、無性に食べたくなる鶏の唐揚げ。
  此方に初めて御邪魔した二〇〇七年十一月十七日、今から十一年七ヶ月前に、
  最初に頂いたのも「鶏の唐揚げ定食」で、僕の中の基本の鶏の唐揚げは、
  何と言っても此方の物で、殿堂入りの旨さで、僕は大好きだ。
  娘さん出勤前の様なので、女将さん自らが揚げ、配膳して呉れる。
  蛋黄酱を御願いすれば、業務用の大きな容器の儘で出して頂けるので、
  掛け放題と言うのが有難く、池中玄太と同じ体重迄戻ったが、我慢はしたくない。
  ヴチュ~とたっぷり出したら、鶏の唐揚げを塗して頬張る。
  二〇一七年五月二十五日以来、二年一ヶ月振りに頂けば、矢張り旨い!
  唐揚げ粉が変わったのか、以前のカリカリの食感から、サクサクの食感に。
  孰れも好きだが、軽い歯触りで、カラッと揚がっている印象。
  味付けも確りと染み込み、鶏肉はぷりっとして瑞々しく、弾力が感じられる。
  此れに蛋黄酱が絡み合い、円やかでコクの有る味わいを演出して呉れる。
  もう、酒が進んで進んで仕方無く、麦酒もあっと言う間に空いてしまい、
  「ホッピーセット」を発注し、昼間っから、至福の時を堪能する。
  娘さんも出勤され、御挨拶をし、駄菓子を頂戴し、更にホッピーが捗る。
 
 麦酒一杯、ホッピー四杯を頂けば、時刻は十三時半で外は土砂降り。
 傘を差していても、家に着く頃には、敏感な女の子と同じ位にびしょびしょ…。