続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

f:id:taakun_latitude88north:20191215101647j:plain

 

◆「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

 

 ◎「まぜそば玉子あり(大盛)」八八〇円

 

 …昨晩。

  「大宮酒場 もつ焼きエビス参」でホッピー六杯、肉刺し的な物を存分に堪能し、

  二十二時前なので、未だ間に合うので大栄橋を渡って反対口へ向かう脱北者

  一〇月十九日以来、約二ヶ月振りの此方で大蒜補充と洒落込もう。

  忘年会で浮付いた街の喧騒を掻き分け、店に到着すれば僅かに空席も有る。

  券売機で食券を購入し、何時もの此れを、選りに選って「大盛」で…。

  矢張り、堪え性は備わっていない様だ。

  冷水を汲み、食券を提示し、止まり木にヨッコイショーイチ。

  酔い醒ましに、検尿用の紙製洋杯で冷水を呷れば、無料の乗せ物を訊かれる。

  「全増し、脂ダブルで」と確りと御願いする。

  其れにしても、すっかりヘベのレケだ…。

  厨房内は男性三人体制で、「我が家」と同じ編成。

  一〇分程で丼が目の前に差し出され、手元へと下ろす。

  相変わらず、ブログ映えする見事な茶色だ…。

  箸を手に取り、先ずは御決まりの作業に取り掛かる。

  中央の温泉玉子を中心に、全体をざっくりと、味が均一化するのは不本意なので、

  ざっと攪拌し、混ぜ蕎麦の醍醐味を味わう。

  鰹節、揚げ大蒜、揚げ玉葱、茹で野菜に加え、無料の乗せ物の「ニンニク」、

  「アブラ」、「チーズ」、「ベビースター」、「エビマヨ」、「辛味」と麺、

  テレレをぐちゃぐちゃに、ぴちゃぴちゃ、にちにちと卑猥な音を立て乍ら、

  豚はテレレと麺が熱い内に、丼の底に潜り込ませ、其の熱で軟らかくさせる。

  勿論、ズーチーも同様、熱で蕩けさせたら、箸で手繰って啜ろう。

  鰹節の馨しい香りが鼻腔を擽り、初めの内は「エビマヨ」が強めに感じられ、

  ズーチーが蕩けて円やかにさせ、「ベビースター」のカリポリした安っぽい食感、

  大蒜のガツンと来る刺激と辛さが伝わり、此の暴力的な味を身体が欲していた。

  テレレは秘伝の醤油タレに、要と成る旨味が凝縮されたスープを合わせ、

  麺と混ぜ合わせ、大蒜と黒胡椒の効いた濃厚な後引く味わいと言う触れ込み。

  プースーは拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、

  旨味だけを凝縮し、ゼラチン質たっぷりのスープに背脂を投入する事で、

  凝縮されたスープにコクと旨味と甘みが加わり、麺との絡みが格段に増し、

  混ぜた瞬間に麺を離さない、パンチの効いたスープと言うのが謳い文句。

  麺は御馴染み、「ニッセーデリカ」の特注麺。

  強靭な腰を持つごわごわした極太麺は、強力粉オーションだけで打たれ、

  強い小麦の風味を持ち乍らも独特の食感を持ち、ジャンクなスープに負けない、

  強靭な歯応えと食べ応えが売りで、畝った縮れ麺はもちもち感が強い。

  喩えるなら、欧陽菲菲の蕎麦ージュの様。

  豚はと言うと、及第点の塩梅で、一時期よりは脱した感じ。

  大盛りの量を何とか平らげ、テレレを飲み干し、丼を上げ、台を拭き、御馳走様。