続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

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◎「まぜそば 玉子あり(並盛)」七八〇円

 

…昨晩。

 昨日は有給休暇を宛がい、朝っぱらから年に一度の総合的健康診断を受診し、

 大宮駅に戻り、十六時過ぎに「いづみや第二支店」で独りぼっちで零次会、

 十七時半前からは河岸を替えて「大宮酒場 もつ焼きエビス参」で独りぼっちで一次会。

 そして、二十二時を前に〆ようと、大栄橋を歩いて渡り、再度東口に戻り、

 「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」で独りぼっちで二次会。

 要するに、ずっと独りぼっちな訳だ…。

 硝子戸を開けて店内に入れば、二人程の待ちだが、食べ終わって出る客も居る。

 其れと入れ替わる様に店内に入り、券売機で食券を購入する。

 もう、ちゃんと「並盛」で我慢出来る堪え性は備わっているので、大丈夫だ。

 下げ膳を待ち、冷水を汲み、程無くしてヨッコイショーイチ。

 厨房内は男性一名、女性二名の三人体制で、当時のdosと同じ編成。

 尤も、今現在の性別で言うなら、女性三人と言った方が正確なのだろう…。

 そんなKABA.もとい、馬鹿は兎も角、無料の乗せ物を訊かれ、

 「全増し、脂ダブルで」と、総合的健康診断が終わった解放感から発注。

 冷水を呷って酔いを醒まし乍ら待ち、一〇分強で丼が差し出される。

 六月二十九日以来、二ヶ月半振り対面だが、相変わらず暴力的で良い。

 箸を手に取り、先ずは御決まりの作業に取り掛かる。

 中央の温泉玉子を中心に、全体をざっくりと、味が均一化しては面白味が無いので、

 ざっと攪拌するのが混ぜ蕎麦の醍醐味でもある。

 鰹節、揚げ大蒜、揚げ玉葱、茹で野菜に加え、無料の乗せ物の「ニンニク」、

 「アブラ」、「チーズ」、「ベビースター」、「エビマヨ」、「辛味」と、

 麺、テレレをぐちゃぐちゃに、ぴちゃぴちゃ、にちにちと卑猥な音を立て乍ら、

 豚はテレレと麺が熱い内に、丼の底に潜り込ませ、其の熱で戻して軟らかくさせる。

 勿論、ズーチーも同様、熱で蕩けさせたら、箸で手繰って啜ろう。

 鰹節の馨しい香りが鼻腔を擽り、初めの内は「エビマヨ」が強めに感じられ、

 ズーチーが蕩けて円やかにさせ、「ベビースター」のカリポリした安っぽい食感、

 大蒜のガツンと来る刺激と辛さが伝わり、此の暴力的な味を身体が待ち望んでいた。

 テレレは秘伝の醤油タレに、要と成る旨味が凝縮されたスープを合わせ、

 麺と混ぜ合わせ、大蒜と黒胡椒の効いた濃厚な後引く味わいと言う触れ込み。

 プースーは拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、

 旨味だけを凝縮し、ゼラチン質たっぷりのスープに背脂を投入する事で、

 凝縮されたスープにコクと旨味と甘みが加わり、麺との絡みが格段に増し、

 混ぜた瞬間に麺を離さない、パンチの効いたスープと言うのが謳い文句。

 麺は御馴染み、「ニッセーデリカ」の特注麺。

 強靭な腰を持つごわごわした極太麺は、強力粉オーションだけで打たれ、

 強い小麦の風味を持ち乍らも独特の食感を持ち、ジャンクなスープに負けない、

 強靭な歯応えと食べ応えが売りで、畝った縮れ麺はもちもち感が強い。

 喩えるなら、内藤やす子の蕎麦ージュ頭の様とでも言おうか。

 豚はと言うと、前回は近年稀に見る出来栄えだったが、今回は及第点と言った塩梅。

 今の「ジャンプ」の御店主が、東大宮本店を立ち上げた当時の味を知るだけに残念。

 ぺろりと平らげ、「追い飯」用にと「ライス」の取り扱いを始めているが、

 デヴなので、其の儘にテレレを飲み干し、丼を上げ、台を拭き、御馳走様。

 素晴らしい四連休の幕開けだ…。