◆「らーめん 改」【蔵前】
◎「味玉煮干つけ麺」九五〇円
…火曜日。
今週も何とか、襤褸雑巾の様な状態ではあるが、週末へと逃げ切る。
今週末は慌ただしそうなので、簡単に駄ブログの更新を…。
先週土曜日の「アド街ック天国」の放送の余韻も冷めやらぬ中、
十七位で紹介された、今や蔵前の名物とも言うべき此方へ。
其の影響か、先客二名の待ちだが、直ちに食券を購入、手渡し、店頭で待機。
一〇分程で案内され、端っこの止まり木にヨッコイショーイチ。
冷水を呷りつつ、仕事の疲労を癒していると、ゆとり世代の児童、男女六人、
何ともふしだらでませた餓鬼が、生意気にも親の金でラーメンを食べようと、
ぞろぞろと入ってきやがり、束の間の休息の時間が一気に乱される。
今時の寺子屋では、男女七歳にして席を同じうせずと教えないのか…。
そんな不純異性交遊のませ餓鬼は兎も角、配膳されたつけ麺は見事な洋灰色。
凡そ食べ物とは思えない程の建築資材の様な色合いだが、其れが素晴らしい。
麺を手繰り、其の煮干し風味の生混凝土に浸して啜れば、
其の風味が一気に鼻腔を駆け抜け、幸せな心持ちにさせて呉れる。
柚子の風味が仄かに薫り、刻み玉葱のショリショリとした食感と甘味、
ヂャリっとした煮干しの舌触りが一体と成って押し寄せる。
麺は冷水で確りと〆られ、水切りをされた全粒粉入りの自家製麺。
言わずもがなのもっちりとした食感と、腰、弾力、張りと艶は芸術品。
叉焼は御馴染み、若い婦女子の肉襞色をしており、しっとり、むっちり、
艶めかしくてらてらと艶めいており、色気の有る代物。
味付け玉子は安心、安定の出来栄えで、甘目の味付け、ねっとりと半熟。
最後はつけ汁を余す事無く、プリン体を残らず飲み干して退店。