続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「羊肉料理専門店 らむや」【浅草】

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◆「羊肉料理専門店 らむや」【浅草】


 …先々月の泥鰌鍋、先月の桜鍋に続き、友人K君とのグルメツアーの第三弾。
  今回は僕の希望でギスカンを頂く事にした。
  生まれて此の方、一度もギスカンを食した事が無いので…。
  そして、今回も伺う店となれば、勿論、なぎら健壱氏の行き付けの店。
  店内のバックグラウンドミュージックもなぎら健壱氏の曲と、徹底している。
  
 ◎「生ビール(中)」五三〇円
 …金曜日の晩は麦酒、ホッピー、芋焼酎、昨日は麦酒と日本酒、
  そして今日も麦酒と、此の週末は此処ぞとばかりに呑んだくれた。
  街に出ると、呑まずにはやっていられない不条理の多さに、心が折れそうだ…。

 ◎「ラム満喫コース」二六八〇円
 …「ラム入門コース」一九八〇円と内容を比べ、折角なので豪勢に行く事にした。
  此の値段で、其のセット内容の凄さに驚いた。
  ジンギスカン(野菜付)、ラムタン、ラムユッケ、ラムめし、ラムたたき、ラム刺し、ラムスープ。
  此れだけ付いて、此の値段なら文句無し!
  麦酒をチビチビ遣っている所へ先ず出されたのは「ラム刺し」。
  まさか、羊肉を生で頂けるとは。
  少しシャーベット状で、此れに針生姜と白髪葱を包んで頂く。
  驚く程にクセや臭味は全く無く、馬刺しや牛刺しと言われれば分からない。
  新鮮な羊肉に自信が有る店でないと、此れは無理だろう。
  お次は七輪が運ばれて来て、お待ちかねの「ジンギスカン(野菜付)」。
  具材が来る迄の間、タレを調合して間を繋いだ。
  辛口タレに、キウイの微塵切りと、ペースト状のマンゴーを入れる。
  此れはなぎら氏の本に記されており、隠し味でコクと甘味が出るらしい。
  其処へ更に、唐辛子と甘口タレを入れて完了。
  早速、肉と野菜を焼き始めた。
  レアで頂ける羊肉なので、サッと焼いて頂く。
  表面に焼き目が付いて香ばしく、仄かな甘味が有るタレと実に良く合う。
  一寸、本気で旨い!
  野菜は、萌やし、葱、南瓜、玉葱。
  きっと、生まれて初めてのギスカンが此処の物なので、他では頂けないだろう。
  次は「ラムユッケ」。
  此れ又、生肉の上に卵黄が落とされている。
  赤身の多い羊肉と、こってりした卵黄のバランスが良い。
  此れでユッケビビンバとかも旨いだろうな…。
  次は焼き物で「ラムタン」。
  要は羊の舌。
  塩と粗挽きの胡椒が振られた物を、サッと炙って頂く。
  卓上の岩塩を付けて頂くと、此れも全くクセが無い。
  豚タンの様なコリコリとした歯触りが有る。
  終盤に差し掛かり「ラムたたき」。
  正直、此れが一番旨かったかな。
  牛の叩きと見紛う様な味わい。
  たっぷりの浅葱と、さっぱりとした醤油ダレが絶妙。
  羊肉の凄さ、旨さを見せ付けられた。
  そして、コースの〆は「ラムめし」と「ラムスープ」。
  そぼろ状の羊肉が味噌ダレと絡めてあり、肉味噌の様。
  此処迄来ると、羊肉とは完全に分かるまい。
  スープはポトフの様な感じで、野菜の旨味が凝縮されている。

 ◎「追加ラム肉」七八〇円
 …ギスカンは肉を追加。
  なぎら語で言うと「チンカチンカに冷えた、冷っこいルービー」と熱いギスカンは良く合う!
 
 ◎「浅草ハイボール」五〇〇円
 …コースの途中、麦酒から変えてみる。
  浅草でハイボールとは乙ではないか。

 ◎「ライス」二五〇円+「生玉子」一〇〇円
 …コースの〆に飽き足らず、オーラスはなぎら流で〆る。
  ギスカンの残ったタレに生玉子を入れ、其れを掻き混ぜて御飯にドバッと掛ける。
  後は掻っ込むだけ。
  男子は此の手のジャンクな<腕白飯>が頗る好きだ。
  爽やかな仄かな甘さが残るタレと生玉子のコクが相俟って、もう最高!
  掻っ込み乍ら、思わずニヤリとしてしまった。
  正直、此れだけ満足度の高い店もそうそう無いだろう。
  相当良い店を見付けてしまった。
  なぎら本にハズレ無し!