続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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二月第三週黒門亭(二月十四日)

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昨日。
蒙古タンメン中本 御徒町店」で一頻り大汗を流した後は、「黒門亭」へ向かう。
二部の開演一時間前に到着すると、既に先客八名の列が出来ていた。
今回の御目当ては、若手の期待の星、桃月庵白酒師…。
列に並んで、太宰 治の『晩年』を読み乍ら時間を潰す。
落語協会の建物の二階の座敷で行われる落語なので、事務所に用の有る噺家さんがフラッと現れる。
湯島方向から、梨園の若旦那風に古今亭菊之丞師が羽織姿で登場。
何だか得した気分だ…。

●二月第三週黒門亭(二月十四日)
(二部)
 柳亭左龍:「蛙茶番」
 桃月庵白酒:「替わり目」
 夢月亭清麿:「千住詣り」

流石、人気者が高座に上がるとあって、満員札止めとの事。
定員の四〇名に達したのだろうか…。
「落語界のパパイヤ鈴木」こと左龍師は、柳家さん喬師の二番弟子。
芸の下地はしっかりしている。
御待ちかねの白酒師は、ヴァレンタイン・デイから夫婦仲のマクラを振りつつ、
「替わり目」へとスッと入って行き、仕舞い迄。
車夫がチョコレイトを渡したりと、即興の擽りを織り込む辺りは流石。
中々、「替わり目」で此処迄爆笑を誘うのは難しい…。
トリは、新作落語の操り手、清麿師。
「東急駅長会議」や「バスドライバー」は以前に聴いた事が有る。
今回の「千住詣り」は、三遊亭圓丈師が言う所の【日本の平壌・北千住】が舞台。
「東京ディープ探検クラブ」の男女が、三ノ輪の浄閑寺で、アパートの女性大家を見掛け、
其の後を付けて行くと、郭が在った千住柳町の御不動様へ辿り着き…と言う噺。
此の噺を聴いてしまうと、永井荷風を読んでみたくなってしまう…。