続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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今日の御飯は「帆立丼」

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平塚での仕事を二〇時過ぎに終え、高速道路を其れなりに慎重に運転し、二十二時に帰宅。


赤貧生活中の為、花金だからと言って呑みに出掛ける余裕も無く、

帰りしなに大人しく、スーパーマーケットにひっそりと撫で肩で立ち寄る。

今日も玉子掛け御飯かな…と考え乍ら、店内を徘徊。

ぼんやりしていると、今の僕にとっては途轍も無い高級食材が並ぶ鮮魚コーナー前を通る。

こんな高級魚、皇室関係しか食せないよ…と、心の中で呟きつつ、

ショウウィンドウのトランペットを恨めしそうに眺めている亜米利加少年の様な心持ちで覗いてみる。

すると、「580」と言うシールの上に「半額」と言うシールが貼られた白い物体が。

帆立貝…。

此れだ!

五八〇円の半額で二九〇円。

幾ら何でも、二九〇円ならば手は届くだろ?たー君よ!

此れを御飯に載せて、帆立丼と洒落込もう。

帰宅し、とっとと風呂に入り、今夜は酒も呑まない!

下痢も止まらないし、身体も怠いし…。

炊飯器の早炊き機能を駆使し、炊き上がった所で丼に米を装い、

其の上に色白の帆立貝を丁寧に載せて行く。

一枚、二枚…と、丸で番町皿屋敷の様にして…。

で、載せる事、十六枚。

立派な帆立丼の出来上がり!

醤油に山葵を溶かした物をぶっ掛け、後は丼を抱えて掻っ込もう。

貝フェチとして、普段、帆立貝はすっかりメジャーに成り過ぎたので敬遠し勝ちだが、

久し振りに頂くと、貝特有の甘味が強くて旨い。

海松貝、鳥貝、赤貝、つぶ貝とは食感が異なるが、其れに負けない旨味が有る。

プリッとして瑞々しく、芳醇な甘さが口一杯に拡がる。

二九〇円とは思えないな…。

まあ、此の先、こんな贅沢は出来まいな…。