続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「餃子の王将」【小田原】


富士宮、沼津、小田原と廻り、今夜は小田原駅前に宿を取る。
 昨晩、ゴキブリの所為で熟睡出来なかった所為か、何だか身体が重い…。
 宿に転がり込み、二〇時過ぎに晩御飯を摂りに出掛ける。
 前回、正月明けに小田原に宿泊した際は「ゴーゴーカレー」で簡単に済ました。
 今回も面倒臭いので、そうしようかと思ったが、不意に「餃子の王将」に惹かれ、
 吸い寄せられる様に店内へと入る…。

 ◎「生ビール(中)」四八三円
 …僕に御似合いのカウンター席の端っこに通され、メニューを眺める。
  今夜の目的は、取り敢えず麦酒一杯と、其れに合う摘みが有れば良い。 
  とう事で、先に麦酒だけを御願いし、其の間に頂く物を逡巡する…。
  嗚呼、労働後の麦酒は旨い!
  其れにしても、此方の店、引っ切り無しに客が訪れ、気付けば待ち客も居る。
  三月期の決算で過去最高益を記録したと言うだけあって、不況でも繁盛している様だ…。

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 ◎「王将ラーメンセット」九二四円
 …何を頂こうか、さんざっぱらメニューと睨めっこした結果、
  餃子も頂きたいし、ラーメンも頂きたいしと言う欲望を抑え切れず、
  豪族しか頼めない様な超高級メニューを発注。
  ラーメン、餃子、炒飯が付くだなんて、相当な成金でないと食べられない。
  今の僕にとっては、清水の舞台から、輪護謨でバンジージャンプする様なものだ…。
  さて、麦酒が残っていたので、摘みにと餃子から先に頂く。
  卓上の餃子のタレに辣油を加えて頂くと、表面がカリっと香ばしい。
  正に、麦酒の摘みには持って来いの味。
  中から肉汁も其れなりに染み出し、久し振りに肉っぽい物を頂いた感じだ。
  如何せん、カップラーメンか玉子掛け御飯しか食べていない物で…。
  然し、粒が小さ目なので、個人的には「ぎょうざの満洲」の方が断然好み…。
  麦酒に気を取られ過ぎていて、すっかりラーメンの事を忘れていた。
  スープを啜ると、至って普通の何の変哲も無い醤油豚骨味。
  別段、究極の味を求めてはいないので、此れは此れで良いのだ。
  とは言え、ラーメンを放置してしまったので、麺が伸び加減に成ってしまっている…。
  茶褐色に濁ったスープに、麺が少々伸び切って沈んでいる。
  麺を啜ると確かに柔らか目で、丁度、腹の具合が悪かったから…と、
  自らに言い聞かせる様にしてズルズルと啜る…。
  具は、叉焼、麺麻、萌やし、葱。
  さて、最後は炒飯。
  此方では「焼めし」と呼ぶ様だが、其れは僕には如何でも良い。
  米粒はパラパラ加減で、玉子が多く使われており、意外と悪くない。
  刻んだ叉焼が具として入っている。
  口内の水分が吸い取られた所で、ラーメンのスープを啜る。
  こう言う食べ方は結構好きだ。
  行儀が悪いというか、下品な感じと言うか…。
  すっかり、味は兎も角、胃袋が満たされ、貧乏で有る事を一瞬忘れてしまった…。