続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 府中店」【府中】

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◆「ラーメン二郎 府中店」【府中】

 ◎「ラーメン」六〇〇円

 …十三時からの仕事に備え、昼御飯を摂る時間も鑑み、十一時二〇分に府中駅に降り立つ。
  府中駅前で食事をすると言えば、此方以外には無いと、固く心に決めていた…。
  以前、仕事で府中を担当していた時の、二〇〇八年一月二十九日以来、
  実に約一年五ヶ月振りの訪店と相成る。
  開店時間の十一時半の五分前に到着すると、未だシャッターが半分下りており、
  先客は二名のみで、運良く三番目の客と成る。
  時間と成り、店主がシャッターを開けに出たのと同時に店内へと雪崩込む。
  入口の券売機で六〇〇円を投入し、「ラーメン」の釦を押し、給水機で水を汲んで着席。
  「二郎」系の店で、ファーストロットを頂くのは初めてだろう…。
  一〇分程でトッピングを訊かれる段に成る。
  昨晩、仕事終わりに「和匠喜酒 かもん」のマスター、店長等と大宮で合流し、
  「七匹の子ぶた」で駆け付けに麦酒を三杯呷り、「魚介豚骨つけ麺(大盛)」やら、
  麻婆豆腐やら、餃子やら、短時間に押し込んだ所為で、今朝に成っても空腹感は無い…。
  然し、折角、一年五ヶ月振りに訪れ、次に来られる当ても無いので、
  此処はしっかりと、野菜、大蒜、脂増しで御願いする。
  久し振りに対面する丼は、野菜の盛りが良く、こんもりと聳え立っている。
  さあ、蓮華を手に取り、先ずはスープからズズッと啜ろう。
  醤油ダレが立った、切れの有るシャープな味わいを思い出す。
  そうだ、此の味だ。
  此方の脂は、背脂と言うよりは、寸胴のスープの上澄みの油が投入される為、
  スープを良く混ぜないと、油だけを掬ってしまい、薄く感じられてしまう。
  しっかりと混ぜると丁度良い塩梅に成る。
  嗚呼、懐かしい…。
  次に立ち開かるのが萌やしとキャベツの巨大な山。
  店内の奥に積まれたキャベツの段ボールには、茨城県産である事が記されている。
  野菜嫌いの僕が、唯一、好んで量を増して迄頂くのが「二郎」系。
  バリバリ、シャキシャキと言う音を立て乍ら、一生懸命に遣っ付ける。
  然し、此れが又、中々減らない…。
  麺に辿り着きやしない。
  仕方無いので、麺を丼の底から穿り出す様にして箸で手繰り寄せる。
  厨房内に設置された製麺機で打たれる自家製麺は、不揃いな感じも有って、
  手打ち麺の様な趣きさえ感じられて良い。
  モッチリ、ムッチムチの極太麺は食感が実に良く、縄暖簾の様な感じ。
  寧ろ、啜ると言うより齧り付くと言った感じ。
  何だか、水団を食べている様な気さえしなくは無い…。
  豚は、脂身と赤身が絶妙なバランスで入っており、プルプル、ホロトロ。
  肉体労働前にしっかりと大蒜も摂取し、精が付いただろう。
  其れにしても、ラーメンを啜るには厳しい暑さに成って来た…。
  半裸で、バスタオルを肩から掛け、冷房の頗る効いた部屋で啜りたい程だ…。