2009-08-07

「ラーメンひかり」【川越】

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◆「ラーメンひかり」【川越】

　◎「野菜つけめん」八〇〇円

　…昨晩、一泊二日での牛久出張から帰り、晩は家で秋刀魚の刺身を摘みに一杯遣り、
　　重たい鞄を転がしての大移動に草臥れ果て、二十二時半には布団と同化…。
　　御蔭で、休みの日の今朝は八時半に起床。
　　既に茹だる様な暑さで、溜まった洗濯物を遣っ付ける。
　　御天道様が南中高度に近付く前に行動しようと、午前十一時に外へ出る。
　　昼御飯を済まそうと、数年振りに此方へと自動車を走らせる。
　　奇しくも今週、川越の大行列店「頑者」でつけ麺を頂き、
　　折角なので、「頑者」店主の弟が営む此方も頂いておこうと思い立つ。
　　川越市の外れの川越工業団地の中に、ひっそりと看板も無く佇む店。
　　昼の部は「ひかり」、夜の部は「光」と屋号を変え、味も変えて営業している。
　　夜の部には二年前位に訪れているが、昼の部はと言えば、相当久し振り…。
　　開店時間の一〇分後に着くと、駐車場は何とか空いているものの、先客二名の待ち。
　　此の暑さの中、外で待つのは結構厳しい…。
　　二〇分程で漸く店内に通され、更に一〇分で発注の品と御対面。
　　並んでいる最中に発注したのは、昼の部の看板メニューの「野菜つけめん」。
　　初めて此の「野菜つけめん」と目にした時は衝撃的だった…。
　　そして、数年振りの対面となった今回も、思わず心の中で「おおっ！」と叫んでしまう。
　　つけ汁の器には、夥しい量のキャベツと萌やしが入っており、迫力は凄い…。
　　自社の「ひかり食品」製の、黄色味を帯びた極太の平打ち麺を箸で手繰り、
　　其のキャベツと萌やしの器へ目掛けて投入する。
　　然し、余りに野菜の量が多過ぎて、麺を浸す余地が無い程。
　　其れでも無理矢理に野菜の山に捻じ込む様にして、麺にスープを絡ませる。
　　ツルツルとした口当たりで、モチモチとした食感と腰が感じられ、喉越しも良い。
　　豚骨ベースのスープには、唐辛子と胡椒の微かな辛味と、
　　炒めた野菜から染み出す自然の甘味が何とも絶妙に絡み合う。
　　日常、野菜嫌いを公言している僕だが、決して、野菜は食べられない訳ではなく、
　　敢えては食べたくないのであって、「ラーメン二郎」等では必ず野菜増しにする位なので、
　　此方の「野菜つけめん」然り、苦も無く頂ける。
　　尤も、此れがキャベツと萌やしだから良いが、隠元、莢豌豆、干し葡萄だったら増さないが…。
　　麺をつけ汁に浸し、炒めた野菜と一緒に頬張ると、実に満足感が有る。
　　更に、野菜の下に潜っていて分かり辛いが、刻み叉焼と麺麻もしっかり入っている。
　　此の刻み叉焼が旨く、脂身のプルプル感と、赤身のしっかりとした噛み応えが有り、
　　且つ、味もしっかりと染み込んでおり、量もゴロゴロと入っているので尚更良い。
　　麺を平らげると、其れでもつけ汁の器には八割方のスープが残っている。
　　其れ程迄に、スープを吸った炒め野菜で十分に麺の味付けをして頂けると言う訳だ。
　　残ったスープと刻み叉焼は残らず頂き、器を空にする。
　　何だか、夜の部や、同系列の「ＵＮＤＥＲＧＲＯＵＮＤ　ＲＡＭＥＮ」にも行きたくなってしまう…。

ラーメンひかり　[ ラーメン ] - Yahoo!グルメ