◆「ラーメン ひかり」【川越】
◎「野菜つけめんチャーシュー」一一三〇円
…先週末は土曜日、日曜日と出勤せざるを得なかった為、代休を月曜日、
そして、今日火曜日と充て、二日目にして最終日。
昨晩は御近所さんと「韓国焼肉居酒屋 鶏足山」、「オオミヤバル」と、
二軒を梯子して鯨飲し、帰宅後はあっと言う間に気絶、失神し、轟沈する…。
二日酔い気味で八時半過ぎに起き出し、風呂に入り、身を清める。
一〇時過ぎに家を出て、二ヶ月振りに高血圧治療の病院へ。
血圧を測れば、一三二／七十二と順調に下がっており、薬を更に替えられ、
次なる治療の段階へと入った様で、薬漬けなのは変わりない…。
さて、休日の御愉しみにと、暴力的なラーメンを食べたい欲求が高まる。
火曜日の為、お気に入りの「ジャンプ」は定休日の為、他を当たる。
昨年五月二十三日以来、一年一ヶ月振りに、「ジャンプ」の弟子筋に当たる、
「ラーメン 一心」にしようと、東松山へと急行する。
然し、開店直後と有って、駐車場は満車で、何てこったいと舌打ちをする。
食べたい気持ちは十分に有るが、待つのが億劫なので、諦めて次の候補へ。
川越の外れに在る、「頑者」の系列店「ラーメン ひかり」にしようと向かう。
田圃の中の工業団地に在り、道に迷いつつ、何とか正午過ぎに店着。
先客三名が待っており、先ずは券売機で食券を購入する。
此方では決まって「野菜つけめん」だが、「ラーメン 一心」で豚を食べたい、
其の欲求が満たせなかったので、「野菜つけめんチャーシュー」にしてみる。
先に食券が回収され、十五分程で店内に通され、カウンター席に着席し、
其れから更に一〇分強の後、「野菜つけめんチャーシュー」の御出座しだ。
ん！？ハンバーグつけ麺？
分厚い叉焼が入っているのを想像したが、肉塊が鎮座している。
御蔭で器からプースーが今にも零れそうな勢いで、暴力的極まりない。
先ずは、つけ汁の野菜から少し遣っ付けよう。
野菜は萌やし、キャベツ、玉葱が炒められた物が、熱熱の状態で入っている。
クタッとして、しんなりとした野菜は食感も好みで、香ばしさも堪らない。
此れならば、野菜嫌いの僕でも平気だ。
黒胡椒のヒリリとした爽やかな辛味が刺激的だ。
つけ汁は動物系の出汁の物で、とろみの無い、サラッとした軽い感じだが、
コクが有り、炒めた野菜の旨味が溶け込んでいると言った趣きで旨い。
麺は御馴染みの自家製の平打ち麺。
艶艶と光り輝き、モッチリとした弾力が有り、表面はツルっとしている。
冷水で〆られ、水切りも抜かりは無く、麺を最大限旨く頂ける状態で出される。
麺と炒めた野菜、たっぷりの解し叉焼を一緒に頂けば、小麦、野菜、豚肉、
三位一体の旨さが味わえ、「二郎」系ラーメンを頂けなかった悔しさは消える。
其れにしても、解し叉焼の量が半端では無い。
器の中から次々と出て来て、食べても食べても減らない程。
そして、ハンバーグの正体だが、解し叉焼をハンバーグの様に固めて、
其れを焼いたか炙った物の様で、表面はカリカリと香ばしく、此れは斬新。
つけ麺を食べに来たのか、肉を食べに来たのか分からなくなる程だ。
後半は腹が膨れて苦労するも、何とかつけ汁も全て飲み干して完食。
当分、肉は良いかな…。
